931. 知識体系の発達と差異
オーストリアからフローニンゲンに戻ってからの二日目の朝を迎えた。フローニンゲンに到着した夜と同様に、昨夜も十分な睡眠を取ることができた。相変わらず、睡眠の直前は不思議な意識状態になる。 昨夜も、非常に研ぎ澄まされた静かな意識状態の中で眠りに落ちた。起床直後、ザルツブルグで開...
878. 書くことと内側の体系との関係
昨日は、終日にわたって論文を執筆していた。それは私の修士論文ではなく、「複雑性とタレントディベロップメント」のコースで課せられている共同論文である。 文書を書き続けるという一日を昨日過ごしたわけだが、今朝は特に疲労もなく、逆に清々しい目覚めであった。書くということに関して、...
862. ザルツブルグ、フローニンゲン、ブダペストでの学会に向けて
先ほど無事に、ウィーンでの宿泊先とザルツブルグでの宿泊先を確保することができた。基本的に、旅先の日中は外出しているため、また今回の旅も一人でのものであるため、いつもそれほどこだわったホテルを選択しているわけではない。 あえて気にかけていることは、周りの環境や最寄駅の近さなど...
858. メンタルモデルとトランジション
昨夜は就寝前に、自分の内側で構築されつつある知識体系を、心の眼を通じて眺めるようなことを無意識的に行っていた。 現在、その足取りがいかに遅くとも、自分の知識空間の中に、発達科学を中心として、システム科学、ネットワーク科学、意識の形而上学に関する知識体系がシステムとして構築さ...
853. 創造性の発揮に必要なこと
今日も昨日に引き続き、ひたすらに論文を書き続けていた。食べ物の消化が悪くなってしまうほどに、文章を書くことで頭が一杯であった。 書くことだけを続けていると、本当に身体の機能が書くという行為に引っ張られ、消化機能の働きを悪くするようなのだ。それを身をもって今体験している。だが...
849. システム的かつネットワーク的な発達
昨日もついつい自分を抑えることができず、少しばかり探究活動に精を出し過ぎていたようだ。今朝の起床時間は、七時であり、いつもより随分と遅い起床時間となった。 朝から雨がしきりに降り注いでいる。そのような状態で開始されたのが、今日という日曜日であった。 ...
846. 雲の上の不動の境地とブダペストでの生活可能性について
今視界に入っている雲は、奇妙かつ不思議な階層構造を持っている。夕方の仕事がひと段落し、書斎の窓から空を眺めると、幾つもの重層的な雲がそこにあった。 遠方の空を見ると、一番下に白色の雲があり、その次に、今にも雨を降らしそうなどす黒い雲があり、その上には再び白い雲が姿を見せてい...
830. 無限の質量を持つ塊と永遠的な爆発の中で
自分の内側から湧き上がる何かを抑えることができないでいる。抑えようとするよりもむしろ、それをどのように外側の世界に現出させるかについて、私は自分でもまだよくわかっていない。 自分の内側で、はち切れんばかりの無限の質量を持つ塊が蠢いているのがわかるのだ。それは、兎にも角にも、...
812. 問題解決と発達
今朝は起床直後に、幻想的な景色を書斎の窓から見た。フローニンゲンの街も徐々に春に近づいてきたためか、朝日が昇る時間が早くなってきている。 太陽が早朝の闇から抜け出ることを知らせるかのように、辺り一面が薄赤紫色に照らされたのである。このような光景はこちらに来て初めて目撃した。...
781. ダイナミックシステム理論と非線形ダイナミクスの学習
先週から今日にかけて雨の日が続いている。天気予報を確認してみると、日曜日の今日から今週末にかけて天気がずっと悪いようだ。 先週における嵐のような一日しかり、それらは新しい季節がやってくる変わり目を示すかのようである。今日は午前中から、二つの書籍に絞って文献調査を続けていた。...