

2446. 【中欧旅行記】突如の閃き
ブダペストで迎える四日目の朝。昨日の早朝に経験していた実存的抑鬱状態に今はない。 心身は至って軽やかであり、そこには重さはなく、心も体も透明な光であるかのように知覚される。昨日、バルトーク博物館を訪れた後にすぐさまホテルに戻り、ホテルのプール横に備え付けられているジャグジー...


2406. この世界の委託受託関係
「学びを委託し、学びを受託している」そんな気づきが生まれたのは夕食を摂り終えた直後だった。 緩やかな風がフローニンゲンを駆け抜けており、夕日が西の空に沈もうとしている。この街に風が吹き抜けていけばいくだけ、太陽が西の空に近づいているような気がする。...


14. 文脈特定的かつ文化的に規定されているスキル
ダイナミックスキル理論で想定されているスキルについて、その大きな特徴をこれまでの記事で説明してきました。一言でその特徴を述べるならば、私たちが発揮するスキルというのは非常に動的なものであるということです。今回の記事では、心の構造が生み出すスキルが持つ他の重要な側面について解...

13. 動的スキルの必須条件:統合と相互関与について
先日の記事で、ダイナミックスキル理論の核となる概念「動的スキル」について簡単に説明しました。今回は、補足事項として、動的スキルが持つ二つの重要な条件「統合」と「相互関与」について説明したいと思います。 私たちが特定の文脈で発揮するスキルは、物質が原子や分子によって決まりきっ...