3002. 課題発見と課題設定
時刻は午後七時半を迎えた。今日は少しばかり晴れる時間帯もあったが、基本的には一日を通して雲が多かった。今も空には灰色の雲が漂っている。 つい今しがた夕食を摂り終えた。今日も鮭を皮ごと全ていただき、その美味しさに舌鼓を打った。鮭を夕食に食べることが習慣になりつつある。...
1613. さらなる発達の「INUS Condition」
週の初めを飾る月曜日は、静かに始まり、そして静かに終わりに近づきつつある。今日は一日中、大学のキャンパスの中で過ごしていたが、自宅の書斎で過ごす日々と同じほどの充実感を感じていた。 午前中に一つの講義に参加し、午後にさらにもう一つの講義に参加し、夕方からコンピューターラボで...
1184. 根底変容
薄く覆われた雲の中、時折晴れ間が顔を覗かせるある土曜日。今朝は、「成人発達とキャリアディベロップメント」の論文を読むことに多くの時間を充てていた。 月曜日の午後の最終試験を終えれば、いよいよ夏期休暇に入り、ここで私は、これまでの自分の探究姿勢と探究領域を根本から見つめ直すよ...
1179. 課題の中から課題を通じて課題から外へ
今日は早朝の五時過ぎに起床し、毎朝の習慣である身体運動を簡単に済ませたところで、書斎の机についた。まずは昨夜の夢について簡単に振り返り、朝に思い浮かんでいる思念や感覚を言葉に書き留めておくという日課をこなした。 その後、来週の月曜日に迫っている「成人発達とキャリアディベロッ...
1175. エリク・エリクソンとダニエル・レヴィンソンのライフサイクル理論から
昼食を済ませた私は、「成人発達とキャリアディベロップメント」のコースの最終試験に向けて、取り上げられた論文の再読を開始した。淡々と論文を読み進めていく中で、自己と社会に深く根ざした学びについて考えを巡らせていた。 私はこれからも、必然的に数多くの論文や専門書と向き合うことに...
1002. 問いが問いを生み、問いが問いを解決することについて
今日の午前中は、計画とは随分と異なる形で進んだ。午前中にジル・ドゥルーズの“Difference and Repetition (1968)”を一章読んだ後、カントの“Critique of Judgment (1790)”の中で、今の自分の関心に最も合致する箇所を中心に再...
593. ホロン階層を持つ発達課題
昨日ふと、ここ最近の自分の文章を眺めてみると、起床した時の感覚や情景描写などから言葉を紡ぎ出していることが多いことに気づいた。文章にするテーマが決まっている時でさせ、突然にそのテーマから言葉を紡ぎ出していくのではなく、その文章を今まさに書こうとしている自分を取り巻く感覚や情...
468. 真の課題から目を背けさせる社会
夕方から一時間ほど、激しい雨がフローニンゲンの街を襲った。窓からしばらく通りを眺めていると、激しい雨の中を勇敢に自転車をこぐ人たちの姿が何度も目に入った。カッパを着ることも傘をさすこともなく、雨に濡れながら自転車をこぐというのは、こちらの文化的慣習のようである。...