

1236. 今日という一日
再び今日という一日が始まった。起床直後、書斎に向かい、いつもと同じように身体を少し動かす。 その後、ヨギティーを作り、早朝の仕事に取り掛かる。昨日も述べていたように、今日も天気が優れず、今は曇り空が広がっている。昼食前から雨が降り始めるようだ。...


1221. 日本で根強いピアジェの発達段階理論に関する誤解
先日、知人の方から、日本の教育学者の方たちが、ピアジェの発達段階理論を極端に否定する傾向にあることを聞いた。実際にいくつかの議論を教えていただいたところ、その議論の進め方は、非常に乱暴であったことにひどく驚いた。 ピアジェが発達段階理論を提唱して以降、ピアジェの理論に対...


1214. マルチフラクタルトレンド除去変動解析と埴谷雄高著『死霊』
今朝は少しばかり早く起床したためか、午前中の仕事の合間を縫って、先ほどソファの上に腰掛けながら、しばらく目を閉じていた。およそ10分ほどであろうか。 目を閉じていると、夢の世界の入り口の前にたたずんでいるような感覚に包まれた。実際に、言葉にならないような映像が自分の脳裏に浮...


1202.『成人発達理論による能力の成長』:発達科学のリテラシー向上と言説空間の確立
今日は、一日の多くの時間を使って、昨日のライデン訪問について振り返っていた。随分と書き留めることがあり、実際に多くのことを書き残したのだが、それでも今日一日だけでは書き残せないことが多々あることに気づいた。 明日や明後日、さらには、それ以降も折に触れて、昨日の出来事について...


1146.「リゾーム(地下茎)」と認識の枠組みのベクトル転換
今日は非常に寒い一日だった。「涼しい」というよりも「寒い」という表現が最も妥当な体感温度であった。 先ほど、今日の仮眠中の意識内の現象について振り返った後、それに類似したまた別の現象について考えを巡らせていた。フランスの哲学者ドゥルーズとガタリが提唱した「リゾーム(地下茎)...


1113. 冷蔵庫とデイヴィッド・ウィザリントンの論文より
ここ数日の夏のような気温の高まりのせいだろうか、今日冷蔵庫を開けたら、冷凍庫の氷が溶けて水滴を垂らしていた。 ここでふと、そもそも冷蔵庫は完全な閉鎖系システムであり、冷蔵庫の温度調節機能によって、中の温度が常に一定に保たれていると思っていた自分に気づいた。そこからさらに、冷...


1055. 春のとある一日から
今日の午前中から、哲学者のイヴァン・イリッチが執筆した “Deschooling Society (1970)”を読み始めた。本書は、一昨年、東京に滞在していた時に購入したものであり、今に至るまで一読もしていなかった。 発達科学の探究に並行して、私の関心は教育思想や教育制度...


871. オランダ最優秀ティーソムリエの友人
今年のオランダ最優秀ティーソムリエの友人のピーター 私が最も仲の良いオランダ人は、私と別のプログラムに所属しているピーターだ。ピーターは、オランダ語で提供されている発達心理学の修士課程に在籍している。 ピーターは、英語で提供される人間発達に関するコースにも積極的に履修してお...


865. 発達科学の転換期の最中で
昨日、 “Principles of systems of science (2015)”を読み進める中で、成長(growth)と発達(development)の違いに関する記述が目に止まった。 そういえば、三年前に発達理論のセミナーを行った時、参加者の方から、日本語におけ...


861. 交差再帰定量化解析(CRQA)に関する優れた論文
早朝の突発的な雨が降り止んで以降、今日は一日を通して良い天気に恵まれた。息抜きと気力の充電を兼ねたランニングをするために、昼食前に家を出た。 帰宅後、研究論文の続きを執筆していた。その中で、今回の研究で用いる「交差再帰定量化解析(CRQA)」というのは、つくづく面白い手法だ...