

1303. 内と外をつなぐ書斎の窓
昼食前に、少しばかり文章を書き留めておきたいと思った。当初の天気予報とは異なり、まだ雨が降らず、空には雨雲させ見えない。 先ほど、この開放的な窓から見える景色を眺めながら、これから世界のどこで生活をすることになったとしても、開放的な窓を持つ書斎のある家に住もうとつくづく思っ...


1297. 内なるダイモーンに導かれて:MOOCの多角的な研究
一日の仕事を全て終え、本日最後の日記を書き留めておきたい。やはり、今日の夕食前に突如目の前に現れた「客員研究員」としての道についてもう少し書き留めておかなければならないだろう。 客員研究員としての資格が自分にあるのかどうかもさらに詳しく調べてみなければならないし、それに向け...


1294. この数年間とこの一年
仮眠を終えた私は、夕方の仕事に取り組み始め、今少しばかり手を休めた。先ほどまで、ウィルバーのSESの注釈に目を通していた。 本文よりも細かな字で書かれた250ページに及ぶ注釈を全て読むのは骨の折れる作業であり、途中からは自分の関心事項に合致する箇所のみを読むように心がけた。...


1287. SESと私の歩み
今日は一日中、ケン・ウィルバーのSESを読んでいた。本書を読み進める途中で、森有正先生の『デカルトとパスカル』と清水博先生の『「いのち」の自己組織』という二冊の和書を少し読み進めていたが、本日はウィルバーで始まり、ウィルバーで終わる一日だったと言える。...


1280. 点・線・面・立体を構築する自己組織化能力
今という瞬間が、なんだかとても素晴らしく知覚される。この瞬間にも着実と時間が進行し、七月のとある日曜日が終わりに向かっているのは確かなのだが、そうした時間の流れすらも些細なもののように思える気持ちがある。 アンドレアス・デメトリオが編集した “Cognitive...


1269. ゲラルド・ヤングの書籍より
一日の仕事が全て終わり、ようやく一息をつくことができそうだ。今日は早朝より仕事を順調に進めることができたが、七月末に開講するオンラインゼミナールの説明資料において、書籍に掲載されていない事柄を盛り込み過ぎてしまい、その調整に少しばかり手間取った。...


1261. 人工知能と発達測定
早朝の空を覆っていた雲が嘘のように消え去り、昼食前から晴れ間が広がり始めた。先ほどスーパーで四日分の食料を買い、これから四日間は外に出る必要はなさそうだ。 金曜日に大学のセレモニー参加する予定であったが、それへの参加の動機が極度に落ちている。そうしたこともあって、数日間の食...


1256. 冷夏に思う冬と環境による発達
少しばかり寒さを感じさせる七月の朝。今日は早朝に、デイヴィッド・ウィザリントンの論文を三本ほど読むことから仕事を開始した。 これらの論文はどれも、発達科学を取り巻く思想的立場の分類と整理を第一目的とし、そこからどのような思想的枠組みを持って発達科学の研究に従事するべきなのか...


1248. オンラインゼミナールの課題を作りながら
早朝は小雨が降る時間帯もあったが、午後以降、天気は回復し、夕方の今は晴れ間が広がっている。今日は午前中に、Skypeを通じて、これまで共に日本企業の組織開発に携わってきた方と一時間ばかり話をした。 一時間という短い時間でありながらも、お互いの近況を伝え合うことができて、私に...


1245. 部分と全体の入れ子構造としての「レベル」
早朝の天気とは打って変わり、午後から快晴が広がり始めた。昼食を摂り終えた私は、論文を一本読み、いつもと同じように20分の仮眠を取った。 昨日と同様に、それは深い休息をもたらすような仮眠であった。そのわずかな時間において、私は夢を見ない深い眠りの世界に沈んでいき、そこで限りな...