3323. パターン認識と作曲実践
時刻は午後の五時半を過ぎた。週末の初日が静かに終わりに向かっていくことを感じる時間帯となった。 遠くの空に夕日が輝いている姿を拝むことができる。ここ数日間は天気が優れなかったが、明日からは天気が回復するようだ。 以前にダウンロードしたいくつかの論文をまだ印刷できていないため...
3172. アセスメントを取り巻く思想上の問題
午前中の読書は随分はかどり、午後から再びヨルゲン・ハーバーマスの“Moral Consciousness and Communicative Action (1990)”を読み進めた。つい先ほど、この書籍の初読を終えた。...
3171. 文明の危機について
——人間の文明は、私たちの命と同じぐらいに儚く脆いものである——ポール・ヴァレリー 午前中には、ハーバーマスの書籍を読む前に、“The Collapse of Complex Societies (1988)”を読んでいた。本書が考古学に分類されるものであるということは、本...
2051. 組織開発の支援に向けて
今朝方は何回か目を覚ますことがあったが、起床時の目覚めは全くもって悪くない。 一瞬一瞬という時間の粒子が自分の内側に堆積していくという感覚。それと同時に、堆積されていく時間がはっきりとした動きを持っていることを実感する。...
2085. 協働プロジェクトより
今日も日が完全に落ち、平日最後の金曜日も終わりに近づきつつある。今日も今朝から日本企業との協働プロジェクトの仕事を進めていた。 この日記では当然ながら込み入った話はできないが、発達科学の知見を活用した人財開発プログラムの開発やコンサルティング業務、そして実証的教育学の知見を...
1669. 総合の時期へ
昨夜少しばかり、来年から所属予定の米国の大学について思いを馳せていた。米国のジョン・エフ・ケネディ大学にせよ、現在のフローニンゲン大学にせよ、それらの場所でしか探究することのできないことを深く学ぶために、それらの大学に所属してきた。...
1643. 発達科学・教育科学・システム科学・ネットワーク科学
数日前に、大学キャンパスで偶然にも、博士課程に所属している仲の良いドイツ人のヤニックと出会った。何やら、どこかの学会で行ったポスター発表のポスターを、自分の研究室の前に張りに行こうとしている最中とのことだった。 そこで少しばかりヤニックと立ち話をしていた。彼は発達心理学科に...
1570. 第48回国際ピアジェ学会での研究発表に向けて
今日も気付けばあっという間に一日が過ぎ去った。顔を上げてみると、書斎の窓の外には暗闇が広がっている。 以前は10時まで明るかったオランダの空も、今となっては8時を過ぎる頃には、空が闇に包まれるようになった。今日は一日を通して日本語で日記を書き留める時間がなかったため、一日の...
1466. 二年目のプログラムの開始に向けて解決すべき問題
北欧旅行から帰ってきて以降、様々な雑務をこなす必要がったので、ここしばらくは専門書を読むことから離れていた。今日は午前中に、久しぶりに発達科学に関する専門書を読むことができた。 端的に述べれば、本書は複雑性科学を教育研究や教育実践に応用した論文が寄せ集められたものである。九...
1356. 自己に課す機械学習
早朝、ポール・シリアーズの “Complexity & Postmodernism: Understanding Complex Systems (1998)”を読み終えた。随所に洞察に溢れる記述があり、複雑性科学と発達科学を架橋させる哲学論文を執筆する際に、この書籍を参考...