1376. 寺田寅彦・川端康成・小林秀雄
不思議な感覚の中、今日という一日を終える。それが日記であったとしても、自分が何か文章を綴ることが卑しい行為であるかのように思えるような一日の終わり方だった。 確かに今日は、午前中を迎えるまではいつもと同じ生活を送っていた。早朝に自らで計画を立てていたように、“Dynamic...
1365. 森有正全集と「差異」について
夕食前、ようやく一息つくことができた。今日は起床直後にみなぎる活力を感じていたのだが、そうした活力があったとしても、その日が充実したものになるかどうかはそれほど関係ないことを思い知らされたような一日だった。 午前中のゼミナールの件をまだ引きずっており、音声の不具合で受講者の...
1357. オランダ政府への感謝
昨日の天気予報は晴れを示していたのだが、実際には今日は終始雲が空を覆っていた。そうした中、私は午前中の仕事を終えた後、ランニングに出かけた。 もし天気が快晴であればより爽快な気分になったのだろうが、それでも身体を動かすことは爽快さをもたらす。ランニングの帰りに、いつもトレー...
1356. 自己に課す機械学習
早朝、ポール・シリアーズの “Complexity & Postmodernism: Understanding Complex Systems (1998)”を読み終えた。随所に洞察に溢れる記述があり、複雑性科学と発達科学を架橋させる哲学論文を執筆する際に、この書籍を参考...
1351. 『風雅集』の近くへ:「人工知能の哲学」の探究へ向けて
真っ赤に輝く朝日が寝室に差し込み、今日という一日を開始させる。サッカー日本代表の能力開発に携わり、主要メンバーの何人かと話をする夢を見た。 特に、「戦術理解能力」と「戦術実行力」に関して話を聞き、それら両者のメンタルモデルをより高度なものにしていく方針を固める。能力開発の担...
1349. 幸福と解放の実現に向けて
ぬるめのお湯に満たされた浴槽にゆったりと浸かり、夕食を済ませた。相変わらず今日も涼しい気温であり、さらには雨が断続的に降り注ぐような一日だった。幸い明日は晴れるらしい。 バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンが絶えず音楽作品を創出したように、シェイクスピアや辻先生が絶えず...
1311. 小雨降る日曜日の午後
午前中、複雑性科学の概念を教育研究に適用した論文を四本ほど読んだ。先日にも、複雑性科学と教育に関する専門書を数冊ほどアマゾンで注文していたため、今月と来月は随分とこのテーマについて自分の理解を深めていくことになるだろう。...
1287. SESと私の歩み
今日は一日中、ケン・ウィルバーのSESを読んでいた。本書を読み進める途中で、森有正先生の『デカルトとパスカル』と清水博先生の『「いのち」の自己組織』という二冊の和書を少し読み進めていたが、本日はウィルバーで始まり、ウィルバーで終わる一日だったと言える。...
1278. 「懐疑」のための方法論の形成へ向けて
早朝の雨から一転して、午後からは晴れ間が広がった。雨の影響もあってか、少々湿気が多いように感じる。 オランダでの生活を送りながら、今から400年近くも前にオランダで生活を送っていたデカルトの日々の探究姿勢に思いを馳せていた。森有正先生の書籍を午前中に読んでいると、デカルトが...
1277. エグゼクティブマインド
小さく美しい鳴き声を奏でるいつもの小鳥ではなく、カモメが独特の鳴き声を発しながら空を飛んでいく姿を見た。書斎の窓からカモメを見ることは滅多にないため、とても新鮮であった。 早朝からおとなしくしていた天気が崩れ始め、突然雨が降り始めた。数日前に四日分の食料を購入しておいて正解...