3881. 造形運動:体験と経験および人間発達
時刻は午後三時半を過ぎた。これから近所の河川敷のサイクリングロードに散歩に出かけようと思う。今日はすこぶる天気が良いので、昨日と同様に、歩く距離を幾分か伸ばそうと思う。 昼食前に曲を作っている最中に、私たちの内側に存在している絶え間ない造形運動について考えていた。それは私の...
3294. 永遠なる魂の表れとしての日記
時刻は午後の四時を迎え、夕方の落ち着いた雰囲気がフローニンゲンの町を包んでいる。午前と午後の双方において、読書を進めている最中にふと、美学や芸術教育の哲学に関する書籍を持って世界中を旅行し、各地の様々な美術館を巡る自分の姿が脳裏に浮かんだ。...
3288. 今道友信氏の『美について』より
今朝は朝焼けがとても綺麗だった。空に浮かんでいる雲が薄赤紫に輝いていて、その光景には恍惚とさせる何かがあった。刻一刻と色彩を変えていく雲を眺めながら、午前中の仕事に取りかかっていた。 今日は昨日に引き続き、和書を読んでいた。昨日は、森有正先生の日記を読み、今日は今道友信氏の...
3283. 異国の地から
今日は無性に和書が読みたい。ここ数ヶ月間、和書から離れており、自分の心身と存在そのものが英語空間の中に浸りきっていたように思う。 そうしたさなかにあって、自分が執筆する日記だけが日本語空間に触れる唯一の機会であり、今日はふと、久しぶりに和書を旺盛に読みたいという思いが芽生え...
3126. 激しい学習衝動:新たに始まる人生
今日はもう日記を書くまいと思っていたが、文章に書き留めておきたい強い思いが湧いてきた。とにかく勉強をしたい。とにかく学びたという抑えがたい気持ちが自分の中から込み上げてくる。 一生自らの無知と向き合うという覚悟を持ってから、無知と真に向き合うためには激しい学びが必要になるこ...
2966. 無意識すらも生み出す主体について
今日はあまり無理をせず、ゆっくりと自分の取り組みに取り掛かっていこうと思う。自分の心の静けさに耳を傾けることの方が他の事柄よりも大切だ。 とにかく落ち着いた心の有り様のまま今日の残りの時間を過ごしていく。GRE試験の対策に向けた学習も無理をしないでおこう。これまでのところ、...
2525. 日常の背後に遍満する輝き
辺りは相変わらず穏やかな雰囲気を醸し出している。雲一つないライトブルーの空、そしてその空を舞う鳥たちの姿が見える。 優しい春の風がフローニンゲンの街を吹き抜けている。そんな日曜日も昼時となった。昼食前に午前中の取り組みについて振り返っておきたい。...
2282. 日記の編集と仕事の尊厳
先日、とても有り難い連絡を受けた。ある方から日記を読んでくださっているという趣旨の連絡だった。 確かにこのように日記を公開しているのだが、日記という本来の特性上、私は他者に向けて一切日記を執筆していない。しかし、究極的なまでに個人的な実践のその先に、普遍的な領域への道がある...
1532. ためらいのない歩み
今日からいよいよフローニンゲン大学での二年目のプログラムが実質上始まる。先週にプログラムに関するオリエンテーションがあり、今日から実際のコースが始まる。 昨夜はいつもと同じ時間に就寝したにもかかわらず、今朝はいつもより一時間以上遅い時間に起き、睡眠をいつもより多く取った。昨...
1391. 母国語と父国語の真なる出会い
昨日、突然に自分の内的言語世界が変容を遂げた。それは避けようのないものであり、その日がついにやって来たのだということを受け入れることしかできなかった。 もはやそうした内側の宿命的な流れに逆らうことをせず、宿命の流れの中で生きることを固く誓った。私は少し前から知っていたような...