874. 夢が持つ垂直的な意味の解釈へ向けて
今日は夕方から、ケン・ウィルバーの “The eye of spirit (2001)”を久しぶりに読んだ。今朝方に、本棚からこの書籍を手に取ったのは、決して偶然ではなかったのだということに、本書のある記述に行き着いた時に気付いた。...
850. 発達理論に関して進展のないインテグラルコミュニティー
午前中の最初にネットワーク科学に関する専門書を読んだ後、当初の計画であれば、現在の私の研究で活用している非線形ダイナミクスの手法である「交差再帰定量化解析」に関する一つの論文を読む予定であった。 何のきっかけか、久しぶりに、米国の発達論者ケン・ウィルバーが提唱したインテグラ...
823. 近づくサマータイムと第二弾の書籍の進捗
穏やかな雰囲気の漂う土曜日の朝。起床直後、やはり日の出が早くなっていることに気づいた。 いよいよ今月の最後の日曜日から、再びサマータイムに入る。これからますます、日の出がより早くなり、日の入りがより遅くなっていくだろう。...
800. 出版から一年が経って思うこと
『なぜ部下とうまくいかないのか:自他変革の発達心理学』を出版してから、もう少しで一年ほど経つ。今私が非常に残念に思うのは、日本の実践者の間で、成人発達理論に関する探究と応用が進んでいないことである。 私が本書に込めていた意図は、あくまでもこの書籍を入り口として、成人発達理論...
799.「自己組織化」から見る燃え尽き症候群と過労死の問題
午前中の恵まれた天候のおかげで、ランニングに出かけることができた。ランニングから戻り、昼食を摂ったところで、再び午後の仕事に取り掛かった。 もうそろそろ言葉にする必要がないほどに、淀みのない流れの中で仕事に没頭している自分が常態化しつつある。もはやそれ以外のことが、生活の中...
682. 組織のリーダー
そういえば数日前に、リーダーの存在について考えさせられるような出来事があった。記憶が残っているうちに、その話題について雑感を書き留めておきたい。 その日は、午後の仕事にある程度取り組んだ後、書斎の窓から景色を眺めた時、窓ガラスにぶつかりそうなほど近くに飛ぶ鳥たちの姿を確認し...
666. 発達理論の普及に伴う護身のための知識
昨日、ようやく米国のアマゾンに注文をしていた専門書が届いた。数年前に購入していた “A dynamic systems approach to the development of cognition and action...
428. 11月開講予定の新ゼミナールについて
今日の午前中は、まず論文用のデータの翻訳作業を引き続き進めていた。ようやく半分ほどの翻訳作業が本日をもって終了した。その後、定性的研究手法である「グラウンデッド・セオリー」に関する参考文献を読み進めていた。 体系化された方法論を使って理論を生み出すことはこれまでそれほどなく...
417. 虹と仕事
早朝起床すると、窓から見える景色は辺り一面闇に包まれていた。完全に太陽よりも先に活動を始めている自分がここにいる。季節は秋真っ只中である。今朝のフローニンゲンは、寒さに加えて、空一帯が分厚い雲に覆われていた。 そして、黒々とした雲から小雨が降り注いでいる。今朝もほぼいつも通...
318. 欧州小旅行記:早朝のニューシャテル湖を眺めて
これまでの旅を通じて見えないところで蓄積していた疲労を取るために、昨夜はいつもより幾分か早く就寝した。さらに起床時間も少し遅くし、睡眠時間を多く確保できたため、昨日までの疲労がほぼ消えたように思う。 ホテルの自室のカーテンを開けたところ、ちょうど朝日が出てくるところであった...