3564. エリオット・アイスナーの書籍より
早朝より雨が降り始め、今もそれがひっきりなしに降り続けている。どことなく冷たい雨が地上に降り注いでいる。 空を見ると、そこには鬱蒼とした雲があり、冬の寒さはこれからより一層厳しくなっていくことを予感させる。 ここ数日間ずっとスクリャービンのピアノ曲全集を聴いている。その中に...
1634. 無能さと無知の果て
今日はとても充実した一日だった。このようにして日記を書く時間が全くないほどに学術探究に没頭していたが、夜の八時半を迎える今になってようやく振り返りの時間を設けることができた。 科学に対する疑義。おそらくそれは消えることなく、私の内側に今後もあり続けるだろう。...
1142.『成人発達理論による能力の成長』の五章における主題の断片
夕食を食べながら、食卓越しに見える窓に向かって独り言をブツブツとつぶやいていた。それはつぶやきというよりも、誰かに訴えかけるような、そして、自分自身に訴えかけるような言葉の連なりだった。 夕食時に私が何かを訴えようとしていたのは、第二弾の書籍『成人発達理論による能力の成長』...
1123.『成人発達理論による能力の成長』の序章における主題:「意識の発達論的還元主義」
昼食後、仮眠を取り終えた私は、午後からの仕事に着手する前に、埴谷雄高氏の『死霊』を読んだ。午後からの仕事を始める前についついその作品に手が伸びてしまった、と言った方が正確だろう。 本日をもって、全九章にわたる作品のうちの第一章を読み終えた。二日に一章のペースで読み進めること...
153. 社会的・感情的発達と認知的発達の関係性
発達心理学者のオットー・ラスキーは、ロバート・キーガンの発達理論を「社会的・感情的発達理論」と命名し、マイケル・バサチーズの発達理論を「認知的発達理論」と命名しています。私がラスキーの下で学習していた時、彼は、両者の理論は異なる発達領域について扱っていると頻繁に述べていまし...
150. 「真実構築活動」と「意味構築活動」を架橋する能力
私が直接的に師事をしていた発達心理学者のオットー・ラスキーの言葉が最近妙に思い出されます。ここ2年間は、セオ・ドーソンやカート・フィッシャーの理論モデルや測定手法に習熟するための期間であり、ラスキーの理論や測定手法から少し距離を置いていました。...