330. 成熟の余地
欧州小旅行からオランダに戻ってきても、まだ不思議な感覚が自分の中で脈動しているのを感じる。咀嚼できていない無数の経験が自分の血肉となるための順番待ちをしているようなのだ。 この順番待ちの列はなかなか解消されず、列の最後尾あたりにいる経験が痺れを切らせて蠢いているような感覚な...
142. 形式論理思考の盲信とホリスティック思考への飢え
もし弁証法思考と同時に人間の知性発達に関心があれば、下記のような質問を投げかけるかもしれません。「知性発達理論はどのような思考を扱っているのだろうか?トートロジー的な論理思考なのだろうか、それともより高度な弁証法的な思考についてなのだろうか?」...
140. 「弁証法思考」に対する誤解:オットー・ラスキーが提唱する高度な思考形態
現在でも何かあるたびにやり取りをしているのですが、JFK大学院時代にお世話になっていたオットー・ラスキー先生が執筆した論文や書籍を少しずつ読み直しています。私はラスキーの測定手法から距離を置いているというのが現状ですが、人間の意識に関する彼の理論モデルから今でも多くのことを...