1043. 書物の到来と社会思想への関心
昨日、非線形時系列データ解析の専門書に目を通していると、これは今腰を据えて読むべきものではなく、数年後に読むべきものだとわかった。近い将来に必要なものが今私の手元にあり、そこに少しばかり足を入れようとしている自分に対して可笑しくなった。...
1039. 無気味な夢
天気予報によると、今日は晴れ間を覗かせる日曜日になるそうだ。しかし、起床直後に空を眺めると、薄い雲が空を覆っている。 書斎の窓から見える新緑の木々は、昨日のように春のそよ風に揺られることもなく、静止している。しかし、それは静止しているのではなく、実際には絶えず脈動しているの...
1035. 五年前の夢から:宇宙の誕生と自己の誕生
朝食のリンゴをかじった瞬間、五年前に見た感動的な夢を突如として思い出した。今から随分と前に見たはずのその夢が、突然落雷に打たれるかのように予期せぬ形で思い出された。 当時の私はサンフランシスコに住んでいた。あの日は確か、普段通りに大学院に行き、普段通りに生活をしていた何の変...
1024. 二年目の「実証的教育学」のプログラムでの研究内容について
昨夜の夢を思い出しながら、日々の生活の中で振り返りの時間を設けることは極めて重要だと痛感している。それも頭の中で振り返りを行うのではなく、必ず文章の形で振り返ることが何よりも大切だと強く実感している。 私は基本的に、少なくとも朝と夕方のそれぞれに一時間か一時間半ほどの時間を...
1021. 創造への目覚めと内側の鬼神
昨年の11月頃から湯たんぽを用いながら就寝しているのだが、5月に入ってもまだそれを使う日が続いている。昨夜就寝前に、しばらく仰向けになりながら取り留めもないことを考えていた。 一つには、今現在のような生活を長く継続させていきたいということであった。二つ目は、自己批判に関する...
1016. 夢の中での投影について
昨夜も夢を見たのだが、それについて書き留める前に、夢の持続時間について気になったことがある。私が夢を見ている時間というのは非常に短い。 これは他の人にも当てはまることなのだろうか。あるいは、夢を見ている時間が短いというよりも、実は夢は長い時間現れているのだが、それらを覚えて...
1012. 成人発達とキャリアディベロップメント、そして夢のシンボル
昨夜は、就寝前の一時間を休息に当てることなく仕事を続けていた。「成人発達とキャリアディベロップメント」のコースで課せられている共同研究に関する下調べを、データベースを活用しながらあれこれと行っていた。 他の三人のメンバーと先週に一度ミーティングを行い、論文のテーマの候補を三...
1006. 音楽を暗示する奇妙な夢と作曲について
昨夜も奇妙な夢を見た。この夢も先日の夢に引き続き、音楽に関するテーマが潜んでいるような夢だった。 夢の中で私は、小学校か中学校の体育館の中にいた。いたって普通の体育館である。 この体育館には四隅のそれぞれにドアがあり、それらのドアは閉まっていた。しかし、内側から鍵をかけてい...
998. 創造のリバースエンジニアリング
今日は途中の外出を挟み、午前中と午後から夕方にかけて論文の修正を行っていた。修士論文が完成するのも秒読みとなった。 今日取り掛かっていたのは、 “Discussion”のセクションである。先日のクネン先生とのミーティングで得たフィードバックをもとに、もう一度今回の研究で得ら...
995. 生きることは奏でること
生きることは奏でることである。そのことを教えてくれるような夢だった。 カントのせいにしたくはないのだが、昨夜の夢の始まりは、夢の中で私が受講している授業が退屈極まりないという感情を引き起こすものだった。昨夜の就寝前に、カントの“Critique of Judgment...