1223. 喰らう夢
今朝は五時に起床し、五時半より午前中の仕事に取り掛かることにした。今日は起床直後から、活力のようなものがみなぎっているのを感じた。 フローニンゲンの空には珍しく、今朝はうろこ雲が空に見える。ちぎれちぎれになった雲を見ていると、昨夜の就寝前に考えていたことを思い出した。...
1218. 夢とエジプト
昨日は様々なことを考えさせられるような一日だった。ここでは、その一つ一つを取り上げることをしない。 というのも、それらの一つ一つが、自分の内側を真に通過し、大きなまとまりとしての言葉になっていないからである。それらが大きなまとまりとしての言葉の形になるには、しばらくの熟成期...
1215. 倫理的・道徳的判断を迫る夢
昨夜の夢は、少しばかり不安感を煽るような内容だった。夢の中で私は、法律に関する自由記述式の試験の結果を受け取った。 これは二回にわたる試験であり、初回の試験は10点満点、二回目の試験は100点満点であった。試験を受けている最中の記憶はなく、結果だけが返却される場面からこの夢...
1212. 夢の世界から無の世界へ
アムステルダムのスキポール空港からパリ=シャルル・ド・ゴール空港に飛び立ち、早々に成田空港に到着した。成田空港から外に出た瞬間、寒々とした空気がそこに漂っていた。 しかし、空はからっとした快晴であり、どうやら冬の成田に私はいるようだった。行き先のわからないバスが目の前に到着...
1208. 記号に呪縛される私たち
今朝、起床してみると、昨日の暑いとも言えるような一日が嘘であったかのように、とても涼しい世界が広がっていることに気づいた。 夏を迎えてからは、リビングの窓を開け、寝室のドアを開けて寝ているため、リビングの窓からひんやりとした空気が流れ込んでくるのがわかった。しかし、夏を迎え...
1205. 作曲実践を通じた「自由と制約」への気づき
昨夜の夢はひどく残虐的であり、戦慄を催すような内容だった。しかし、夢から覚めてみた私は、何事もなかったかのように、初夏を思わせるフローニンゲンの爽やかな朝に同化していた。 優しい朝日が辺りを照らし、そよ風が繰り返し繰り返し過ぎ去っていく。そのような様子が書斎の窓から見える。...
1204. 白銀に輝く不気味な夢
「清澄な恐怖心を催すような夢」と表現するのがふさわしいであろう夢を昨夜見た。それは、非常に陰鬱かつ残虐な内容の夢だったが、陰鬱性と残虐性が極度に濃縮しているがゆえに、不気味な清澄さを持つ夢だったと言うことができる。 夢の中で私は、中国の農村部にいた。その農村部は、昔ながらの...
1197. ライデン訪問から一夜が明けて
昨日のライデンの訪問から一夜が明けたが、まだその余韻が残り続けている。昨日は、新たな点において感化されるような日であった。 起床直後、昨日についての回想を始めようとしたところ、それよりも先に、昨夜の夢について思い返すことを強いられていた。夢の中で私は、一人の老賢人と対話をす...
1190. 刻印と刻成
それは黄色というよりも、黄金色と形容した方がふさわしい朝日だった。早朝目を覚ますと、まばゆいほどの朝日が寝室全体を包んでいた。 目を開けた時の黄金の輝きと相まって、先ほどまで見ていた夢の内容が、なぜだかもう一度まばゆく鮮明に思い出されるかのようであった。夢の中で私は、懐かし...
1187. 徹頭徹尾の一貫性
けたたましい慟哭が去ってからの朝は、奇妙なほどに静かだった。開放された書斎の窓から、小鳥のさえずりが聞こえ、書斎の窓から外の通りを眺めると、通りの上を一匹の灰色の猫が歩いていた。 一切合切をまたここから進めていこうと思う。 ...