1390. 示唆に富む夢
不気味な灰色の雲が空を覆っている。早朝にその空を見た瞬間、一日の行く末がわかるかのようであった。 だが、天気の移り変わりの激しさを考えれば、今日の行く末など誰も正確にわかりはしないだろう。天候の変化が示す小さな機微は、いつも私の内側の世界に微細な変化をもたらす。...
1386. 「色即是空・空即是色」を暗示する夢
早朝起床するとすぐに、季節が変わり目にあることがわかった。ここ最近、薄々とその変化の兆しに気づいていたのだが、今朝起きた時にそれが確かなものだとわかった。 八月に入って間もないが、すでに秋に向かって季節が動き出している。日が沈む時間が早くなり、日が昇る時間が遅くなっているこ...
1373. 余白
今朝は頭の中がとても静かだ。書斎の窓から見える木々も静かに風に揺られている。 ここ数日間に引き続き、昨夜も夢を見ていたのだが、どうにもその印象が鮮明ではない。なにやら記憶に留めておかれることを避けているかのようだ。 断片的に覚えているのは、二本しかない線路を持つ田舎の中を電...
1368. 絶えざる更新と行進
先週末の日記を読み返していると、先週の土日はどちらも記憶に残る印象的な夢を見ていたことに気づかされる。無意識の世界がうねりを上げ、そのうねりを鎮めるかのように激しい夢を生み出しているかのようであった。 それらは感情的にも強いものを持っており、同時に重要な意味を梱包しているよ...
1363. 逆時系列的な夢の振り返り:存在のデジタル球体
活力がみなぎり、幸福感に包まれた朝だった。早朝に目覚めた瞬間、その場から一日の仕事を全力で始めることができるような気力に満ち溢れていた。 そして、その気力が私に幸福感をもたらした。昨夜見た夢はとても印象的なのだが、記憶が不鮮明になりつつある。...
1355. 所有を超え、幸福感になるということ
昨夜は就寝前に、聞きなれない音が外の世界に響き渡っていた。それは鳥の鳴き声でもなく、何かがはじけるような音であり、それが絶え間なく聞こえていた。 寝室から外の様子を見ても、それが何かわからず、書斎の方に駆け寄って外を眺めてみると、それが花火であることがわかった。それに気づい...
1354. 人工知能の研究と二人の日本人画家の作品より
一日の仕事をそろそろこの辺りで止めようと思う。今日はとても充実した一日であり、幸福感に満ちた一日だったと言える。 明日も今日のような日であることを願う。時刻は九時に近づいているが、辺りは一向に明るいままである。 来月あたりから少しずつ日が沈むのが早くなるだろう。そういえば、...
1351. 『風雅集』の近くへ:「人工知能の哲学」の探究へ向けて
真っ赤に輝く朝日が寝室に差し込み、今日という一日を開始させる。サッカー日本代表の能力開発に携わり、主要メンバーの何人かと話をする夢を見た。 特に、「戦術理解能力」と「戦術実行力」に関して話を聞き、それら両者のメンタルモデルをより高度なものにしていく方針を固める。能力開発の担...
1343. 夢とMOOCと人工知能
グレン・グールドが演奏するモーツァルト——グールドが毛嫌いしていた——のピアノソナタ全集が終わりを告げ、バッハ——グールドが敬愛していた——の楽曲全集が始まりを告げた。ここ数日間、グールドが演奏するバッハを何時間聴いただろうか。...
1341. 顕在意識下の自分と無意識下の自分の齟齬
夜にもかかわらず人があちこちに溢れる東京の街を歩いている夢。どうやら私は、有名な二人の日本人の格闘家の試合を観戦するために、人ごみをかき分けながら東京の街を歩いているようだった。 ガラス張りの三階建ての建物が、その試合の会場だった。そもそもこの街は渋谷だろうか。見たことのあ...