541. 変動性を加味したトレーニングについて
雨雲が立ち込め、いつも以上に暗い闇に包まれているフローニンゲンの土曜日の朝。ここ最近の毎週末は、オンラインゼミナールのクラスがあるため、早朝の習慣的な実践に費やす時間を調節し、朝から二時間ほどの講義を行った。 今回のゼミナールのように、教師としての役割を担う時にせよ、学習者...
509. 多様な波
今日の午後、二つのインターネットブラウザーを使って、同じアプリケーションを起動させてみたところ、その起動速度が異なることに気づいた。気になったので、ブラウザーごとの回線速度を調べてみると、随分違いがあることがわかったのだ。...
498. ノイズと変動性
早朝の六時前に起床し、仕事を開始してしばらくすると、いつもより日が昇るのが早いように感じられた。時計を確認してみると、なんといつもより一時間早い七時であった。日が昇る時間が、これほどまでにずれることは起こり得るのだろうか?...
493. 三つの制約条件を考慮に入れたトレーニング
私が住んでいるアパートは、一階にアメリカ人の留学生、二階にドイツ人の留学生、三階に私、四階にスウェーデン人の留学生が住んでいる。当初私がこのアパートで生活を始めた時は、下には誰も住んでおらず、上にはサウジアラビアから来た留学生が生活をしていた。...
480. 日常的な非日常的休日
今日は、非常に仕事がはかどった日曜日であった。早朝にオンラインゼミナール用の教材を作成し、研究プロジェクトに向けて文献リストを作成し始めた。ここからは哲学書や専門書から少し離れ、数多くの学術論文を読み込んでいくことになるだろう。...
466. オランダ語の最終試験を終えて
今日、全13回にわたるオランダ語コースの締めくくりとして最終試験を受けてきた。実際のクラスは次回が最後であり、最後のクラスでは、おそらく今日の最終試験の復習をするのだろう。 最終試験の感想としては、中間試験の出来よりも少々良いぐらいだろうか。今回の試験には、前回あまり出来が...
447. 独学と学び合い
今日から本格的にフローニンゲンの街が冬に入ったことを実感した。外出する際には、もはや下にヒートテックを履いておかないと足元から冷えてくるのだ。同時に首元からも寒さが飛び込んでくるため、マフラーを巻いて外出する必要がありそうだ。...
443. 卓越性と文脈:文脈を見定める二つの眼
ここ数日間は「文脈」というものについて色々と考えさせられることが多かった。「文脈」というのは、置かれている状況や環境のことを指すのだが、文脈が私たちに及ぼす影響は多岐にわたっており、それは非常に深い意味を持つ言葉なのだと最近特に痛感させられている。...
410. 学習や実践に最適な「ノイズ」を生み出すために
昨日、先日の講義内容についてプログラム長のルート・ハータイ教授に色々と質問をしていた。ルートと私は年齢的には一つしか違わないのだが、彼は私の良きメンター役として、私の知らない領域や分野に関して様々なことを教えてくれる非常に頼れる研究者である。...
134. ダイナミック・スキル理論誕生史:デカルト的認識論を超えて
それでは前回の記事で紹介した「デカルト的認識論の呪縛」を一歩先に進めて、今回の記事は、デカルト的認識論が支配的であった当時の発達思想(メタファー)を概説するとともに、デカルト的認識論を乗り越えたダイナミック・スキル理論が提唱した新たな発達思想(メタファー)を紹介します。...