3008. 現代に蔓延する自己を取り巻く社会への無関心
日曜日が静かに終わりに向かっていく。時刻は午後七時半を迎えた。つい先ほど夕食を摂り終え、これから就寝に向けた活動に取り掛かる。 夕食を摂りながら、ぼんやりと雑多なことを考えていた。私が日本を離れている間にTPPに関する取り決めが生まれ、今でもその取り決めに関して色々と論争が...
2826. 工事の進展と作曲における問題意識
自宅の前の通りの工事が静かに始まり出した。いや、実際には早朝のもっと早い段階から工事が再開されていたのかもしれない。先ほどまで作曲実践に集中をしていたため気づかなかっただけだという可能性がある。 通りの工事は緩やかだが着実に進展を見せている。工事の進み具合を見て何か特別なこ...
2632. 書物の読み方の再考
昨夜ふと、書籍の読み方について振り返っていた。ここ最近大量に書籍を読む日々が続き、書くことがおぼつかないぐらいに読書に没頭していた。 それだけ今の私を惹きつけてやまない書籍が数多く存在しており、実際にそれらが書斎の中にある。この夏は特に集中的に読書を行おうと思っており、書物...
2629. 祝福の雷雨
空が地鳴りのような音を響かせ始め、いよいよ雨が降ってきた。私は思わず立ち上がり、書斎の窓の方に駆け寄って外を眺めた。 小鳥たちがピヨピヨ鳴きながら雨宿りの場所を探し始めた。雨粒の様子を確認してみると、半分以上の雨粒がとても大きいものに映った。...
2623.「我思う、故に我在り」という直接体験
早朝に天気予報を確認すると、今日は突発的に午後に雨が降るようだった。しかし、今改めて天気予報を確認すると、どうやら雨は降らないようだ。 このところ天気予報がよく外れる。それだけ天気の変動性が激しいということだろうか。 今書斎の窓の外に広がるのは、遮るものが一切ない青空である...
2583. 言霊の反響
書くことから全てを始めていくこと。それは一日の始まりにも等しく当てはまる。 一日の最初に文章を書くことによって、その日一日がとても充実したものになっていくことはとても興味深い。また、書けば書くだけその充実感が深いものに変容していくことも見逃すことはできない。...
2566. 本質理解に向けた諦念からの出発
ちょうど今、過去の日記を編集し終え、以前作った曲にタイトルや解説文を付し終えた。これは毎朝の大切な習慣の一つだ。 過去に生み出した自分の文章と曲を再度捉え直すことから一日の活動が徐々に始まっていく。どこかそれは儀式的なものですらある。...
2114. 成長支援者に見られる誤認識
相変わらずの寒さであるが、一方で日の出の時間はどんどんと早くなってきている。今は七時前だが、すでに空は徐々に明るくなってきている。 季節が光の世界へ徐々に向かっていることがうかがえる。書斎の目の前に見える裸の街路樹も、しばらくすると再び豊かな緑をつけるだろう。...
1776. 反復と差異と美
闇の中に響き渡る雨の音と共に終わりを迎えていく日曜日の夜。明日からはまた新しい週が始まる。 今日は一日中、ラヴェルのピアノ曲を聴いていた。つくづく自分は繰り返しが好きなのだと思わされる。 単純な繰り返しが好きなのではなく、意識を凝らした際に感知できる差異をわずかに含んだ繰り...
1765. メロディーのアイデンティティとしてのリズム
穏やかな雰囲気を漂うわせる土曜日の朝。今朝は六時に起床し、六時半から一日の仕事をスタートさせた。 書斎の机に向かってすぐに漏れてきたのは、「穏やか」という形容詞であった。外見上、真っ暗闇に包まれた外側の景色を穏やかだと表現できるかは怪しい。...