501. 研究の進捗と第二弾の書籍について
「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの最終試験がいよいよ明日に控え、昨日の多くの時間は、試験に向けた学習に費やされていた。その学習がひと段落すると、次に研究提案書の練直しに取り掛かった。 クネン先生が一週間ほど休暇を取られていたため、先生とのミーティング...
500. 知性や能力の開発について
非常に穏やかな雰囲気が漂う月曜日の朝。休日から平日に移行したにもかかわらず、フローニンゲンの街は、いつもと変わらない穏やかな時間が流れている。 休日と比べると、自宅の目の前にあるメインストリートを行き交う通行人の数は増えている。それでも、彼らの姿から慌ただしさを感じることも...
497. 第二弾の書籍に向けて
今日は、午前中に「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの最終試験に向けた学習を行い、午後からは、第二弾の書籍について構想を練っていた。前作『なぜ部下とうまくいかないのか』では、ハーバード大学教育大学院教授ロバート・キーガンの発達理論を中心に取り上げた。...
496. システム構築力を試す試験
今日も仕事がはかどる一日であった。午後の仕事がひと段落し、コーヒーを片手に書斎の窓から景色を眺めると、黄金色の夕日に照らされた飛行機雲を見つけた。この飛行機雲は、ちょうど私の書斎の上空から一直線に空を貫いている。 その様子は、一筋の蜘蛛の糸が天空からぶら下がっているかのよう...
495. タレントアセスメントについて
「タレントディベロップメントと創造性の発達」のコースの第六回目は、私たちが発揮する創造性や卓越性をいかに測定していくかがテーマであった。構造的発達心理学を学び始めて以降、私の主要な関心テーマは、人間の知性や能力の構造的な質的差異(レベル)を測定することにあるため、このクラス...
486. 規範的アプローチとイプサティブアプローチについて
昨日は、「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの最終試験に向けて、一日中書斎にこもって集中的な読書を行っていた。この数年間において、実験的に、自分が一日何時間ぐらい書籍や論文を読み続けていられるのかを計測していたことがある。...
485. 知識体系の構築
今日は一日中、「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの最終試験に向けて、課題図書をもう一度全て読み返すことを行っていた。その分量が膨大であるため、七回のクラスのうち、最初の二回分のクラスの課題図書をほぼ一日かけて再度読み返していた。...
484. 学術論文を読むこと
昨日から「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの最終試験に向けて総復習を開始した。このコースは七回のクラスで構成されており、最終試験はクラスで取り上げた内容と全ての課題図書が範囲となる。 最終試験に向けて、改めて全ての文献に目を通してみると、新しい発見が随...
479. 表現エネルギーの伝承
昨夜は、フローニンゲン大学教授ポール・ヴァン・ギアートの仕事に激しく圧倒されるということが起こった。一夜明けてみると、自分が随分と落ち着いた状態にあることに気づく。 日曜日の小雨の降る朝、午前八時を迎えようとしているのに、あたりはまだ暗い。窓の外からレンガ造りの家々を眺める...
475. 同志
今日は最後のオランダ語のクラスを途中で退席し、フローニンゲン大学とロッテルダム大学が共催の学術会議に参加した。この会議は、「人財の評価と選定」を専門とする研究者がお互いの研究成果を報告し、意見交換することを目的とされたものである。...