924.【ザルツブルグ訪問記】偉大な創造者たちから受け継いだこと
今、ザルツブルグからウィーン国際空港に向かう列車の中でこの日記を書いている。列車の中で先ほどまで、「創造性と組織のイノベーション」のコースの最終試験に向けて課題論文のいくつかをもう一度読み返していた。 今回のオーストリアの旅の形式上の目的は、非線形ダイナミクスに関する学会に...
868. 束の間の休息に
先ほど無事に、「創造性と組織のイノベーション」のコースで課されている、グループ共同論文の最初のドラフトをメンバーと一緒に担当教授に提出した。この課題に取り組むにあたって、産業組織心理学を専攻しているルクセンブルク人のヤンとドイツ人のマーヴィンに随分と助けられたように思う。...
853. 創造性の発揮に必要なこと
今日も昨日に引き続き、ひたすらに論文を書き続けていた。食べ物の消化が悪くなってしまうほどに、文章を書くことで頭が一杯であった。 書くことだけを続けていると、本当に身体の機能が書くという行為に引っ張られ、消化機能の働きを悪くするようなのだ。それを身をもって今体験している。だが...
842. ある金曜日の仕事より
ここ数日間は晴れの日が続き、気温も春らしくなっていた。しかし、今日の夜からまた雨が降り出し、明日以降、数日間は天気が崩れる。 天気予報を通じてその情報を得ていたため、午前中の仕事を終えると、ランニングに出かけた。今朝は五時から仕事に取り組み始めたのだが、仕事に熱中していると...
840. とある一日の流れ
今日の起床は、昨夜仮説的に考えていた通りのものとなった。現在、第二弾の書籍に関する原稿が書き上がり、すでに編集者の方に送っているため、そちらの作業はとりあえず落ち着いている。 しかし、学術論文の方は、自分の修士論文に加え、履修しているコースで小さな論文を執筆することが要求さ...
834. 書くことによって形作られる日々と自己
本日は、午前中にシステム科学の専門書 “Principles of Systems Science (2015)”を読み進めていた。本来であれば、午前中のうちに第二章まで読み進めておきたかったのだが、読む最中に何度も立ち止まって考えさせられる論点やテーマがあり、計画通りに本...
821. グループ課題と研究の進捗
今日は、久しぶりに恵まれた天候の中でランニングをすることができた。やはり、晴れ渡る空の中、太陽光を浴びながらランニングをすることは非常に気持ちが良い。 春の息吹を感じる風と朗らかな太陽光を全身に浴びながら、私は近くの河川沿いにあるサイクリングロードを走っていた。ランニングか...
783. 今後の歩みについて
夕方から小一時間程度の時間を使って、九月から進学する予定の「実証的教育学」のプログラムに出願するための志望動機書を作成していた。このプログラムに関しては、かなり以前から調査をし、チリ人のプログラム長にすでに連絡を取ることによって、このプログラムの中で自分の研究をさらに進めて...
775. 笑いと音楽
昨日の夜は少し疲労感を抱えていたが、十分な睡眠のおかげで、今朝は再び気力に満ちた状態に戻ったように思う。気分や体調を含め、私たちは変動性に満ち溢れた存在だということを改めて知る。 一昨日に引き続き、昨夜も夢の中で何やら考えさせられることがあった。昨夜の夢の中では、笑いという...
774. 嵐と静けさ
早朝から雨に見舞われ、台風のような風が吹きすさぶ一日だった。今日は「創造性と組織のイノベーション」というクラスに参加するために、社会科学キャンパスへ行く必要があったのだが、豪風の中に雨が混じる天候には苦労をさせられた。 実際のところ、オランダに来て初めてこのような天候に見舞...