815. 体現的認知とエントロピーの推移
今日は夕方から「複雑性とタレントディベロップメント」のクラスに参加してきた。このクラスは、いつも私に言葉にならないぐらいの学びをもたらしてくれる。 今日のクラスも、これまでと全く同様に、実に学びの多いものであった。このコースを担当するマライン・ヴァン・ダイク教授とラルフ・コ...
799.「自己組織化」から見る燃え尽き症候群と過労死の問題
午前中の恵まれた天候のおかげで、ランニングに出かけることができた。ランニングから戻り、昼食を摂ったところで、再び午後の仕事に取り掛かった。 もうそろそろ言葉にする必要がないほどに、淀みのない流れの中で仕事に没頭している自分が常態化しつつある。もはやそれ以外のことが、生活の中...
798. 能力の発達とエントロピー
先週から今週にかけて、そして来週はほぼ雨模様である。ただし、土日を目前にした今日の午前中だけは、非常に良い天気に恵まれた。 フローニゲンという街は、オランダのほぼ北端に位置しており、ここはもはや北欧と位置付けても問題はないだろう。実際に、ノルウェーなどの北欧諸国は目と鼻の先...
796. 生命時間と幸福さ
今朝は朝一番に、起床直後から気になっていたことを確かめるために、書斎の机に向かうなりすぐに、昨日取り掛かっていた研究データの解析を再開させた。 昨日とは少しばかり異なる手法を用いてデータを眺めてみると、その結果、非常に面白いことがわかった。具体的には、どうやら研究対象とした...
794. 再帰定量化解析(RQA)と交差再帰定量化解析(CRQA)
一時間ほど前に今日の午前中に関する振り返りを行った後、別の仕事に少しばかり取り掛かっていた。その仕事の最中、振り返りが足りなかったためか、先ほどのラルフ・コックス教授とのミーティングで得られた事柄に思考が巡っており、仕事が少し上の空であった。...
750. ダイナミックシステムアプローチが持つ一般化の問題
今日は、早朝の五時半に起床し、最初に取り掛かったのは、エスター・セレンやリンダ・スミスと並んで、ダイナミックシステムアプローチ(DSA)を発達科学に適用することに多大な功績を残したポール・ヴァン・ギアート教授の論文である。...
712. 久々の手書き試験
今日は昼食後、「複雑性と人間発達」のコースの最終試験を受けるために自宅を出発した。今日は随分と気温が高く、二月初旬にもかかわらず、最高気温が10度を超えていた。 これまで気温の低い日が続いていたので、このように暖かい日が一日あるだけでも、なんだか心が温まる気がした。そのよう...
693. へその緒を切断して
今日は午前中から朦朧さと玲瓏さが混じったような不思議な意識状態にあった。意識自体は鮮明かつ透き通っているのだが、それが逆にぼんやりとした状態を生んでいるかのようであった。 いずれにせよ、こうした朦朧さと玲瓏さが混じり合った不思議な感覚のおかげで、午前中の仕事は静かに着実に進...
689. 研究に関する新たな閃き
今日の午前中は、昨日読みかけていた二つの論文に目を通していた。どちらもともに、動的なシステムを分析する手法である「再帰定量化解析(RQA)」に関するものである。 それらの論文を読み終え、修士論文の執筆に取り掛かっていた。書籍の執筆に比べて、論文の執筆は、本当に彫刻を掘るよう...
673.「複雑性と人間発達」の最終試験へ向けて
平日と変わらぬ休日が、今日も終わりを告げようとしている。平日と同様のリズムで一日を形作り、自分が成すべきことを着実に前に進めていくという、いつもと同様の一日だったように思う。 夕食を食べ終わり、一息つきながら本日の振り返りを少し行っていた。夕食を食べる前に気づいたのは、季節...