1026. SSGに関するワークショップを振り返って
再び日々の生活が落ち着いたものになりそうだ。数日前に開催されたワークショップについて少しばかり振り返っていた。 このワークショップは、私が現在の研究に適用している「状態空間グリッド(SSG)」という手法に関するものだ。この手法を開発したのは、マーク・レヴィスという発達心理学...
978. 楽曲に潜む反復と差異
昼食を摂っている最中、ここ最近得られる気づきや発見が、これまでのものと自発的かつ有機的につながることが極めて多いということに驚いていた。先ほどもそのような驚きの瞬間に出くわした。 今朝から再び、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズの“Difference and...
944. ベートーヴェンが曲に込めた法則性の探究に向けて
仕事を通じた発達というテーマが、私を強く捉えていることを感じる。早朝にそのテーマが自分の内側で浮上してきていることに光を当てると、不思議なほどにそのテーマが自発的に膨らんでいるのを実感している。 そうした様子を見るにつけ、少しばかり、そのテーマに対して自分の言葉を当てる必要...
902.物理学ジャーナルに寄稿された論文からの大きな学び
今日の午前中に読み進めていた五つの論文のうち、三つの論文は物理学のジャーナルに寄稿されたものだった。いずれの論文にも数式が絡むのだが、それほど難解な数式ではなく、また論文のページ数も長くて七ページほどであったから、集中してそれらの論文を読み通すことができた。 とりわけ、...
901.閃きを書き留める大切さ
今日は午前中に、計画通りに文献調査を進めることができた。具体的には、現在の研究で用いている、二つのシステムのシンクロナイゼーションを分析する「交差再帰定量化解析(CRQA)」に関する論文と、CRQAの母体である「再帰定量化解析(RQA)」に関する論文を五本ほど読むことができ...
899. 静かな土曜日の小さな計画
今日は一日中、幾つかの論文と専門書を読み進めたいと思う。修士論文の執筆に関する目処が立ち、論文アドバイザーのサスキア・クネン教授からも、提出期限までゆとりがあるため、焦る必要はないという助言を先日のミーティングで得ていた。...
897. 活字情報を絵画情報として捉えること
昼食前のランニングが功を奏し、午後からの仕事がとても順調に進んだ。修士論文に関する修正・加筆は、予定よりも早く仕上げることができた。 そのため、午後からは少しばかり、休憩も兼ねて、「再帰定量化解析(RQA)」という非線形ダイナミクスの一つの手法について解説した動画をインター...
895.焦点を絞った探究活動
昨日は、論文アドバイザーのサスキア・クネン先生とのミーティングがあった。「創造性と組織のイノベーション」の最終回のクラスが終わった後、少しばかり大学図書館で時間を潰し、クネン先生の研究室へ向かった。 いつもは、先生とのミーティングを月曜日の午前中に行うのだが、先日の日記で書...
873. 春の予感がする頃に
フローニンゲンの街も非常に春らしくなってきた。近所の公園や街路に植えられた植物たちが、春の訪れを告げている。 今週から来週にかけて、気温も上昇する一方である。ようやく長く暗い冬を抜け、光に満ちた春に入る。まさに明後日からサマータイムに入るため、日本と仕事をする際の時差に注意...
861. 交差再帰定量化解析(CRQA)に関する優れた論文
早朝の突発的な雨が降り止んで以降、今日は一日を通して良い天気に恵まれた。息抜きと気力の充電を兼ねたランニングをするために、昼食前に家を出た。 帰宅後、研究論文の続きを執筆していた。その中で、今回の研究で用いる「交差再帰定量化解析(CRQA)」というのは、つくづく面白い手法だ...