1351. 『風雅集』の近くへ:「人工知能の哲学」の探究へ向けて
真っ赤に輝く朝日が寝室に差し込み、今日という一日を開始させる。サッカー日本代表の能力開発に携わり、主要メンバーの何人かと話をする夢を見た。 特に、「戦術理解能力」と「戦術実行力」に関して話を聞き、それら両者のメンタルモデルをより高度なものにしていく方針を固める。能力開発の担...
1349. 幸福と解放の実現に向けて
ぬるめのお湯に満たされた浴槽にゆったりと浸かり、夕食を済ませた。相変わらず今日も涼しい気温であり、さらには雨が断続的に降り注ぐような一日だった。幸い明日は晴れるらしい。 バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンが絶えず音楽作品を創出したように、シェイクスピアや辻先生が絶えず...
1343. 夢とMOOCと人工知能
グレン・グールドが演奏するモーツァルト——グールドが毛嫌いしていた——のピアノソナタ全集が終わりを告げ、バッハ——グールドが敬愛していた——の楽曲全集が始まりを告げた。ここ数日間、グールドが演奏するバッハを何時間聴いただろうか。...
1122. 時代精神と作品
書き留めておきたい想念のようなものが絶えず頭の片隅にあるような感覚。それらの一つ一つを認識の光に照らしてみたとしても、それらは一向に消えるような気配を見せない。 むしろ、それらに認識の光を当てれば当てるほど、私の内側に書き留めておきたいと思わせる想念が湧き上がってくるかのよ...
1118. 言葉を超えたその先
埴谷雄高著『死霊』が届いてからの私は、自分の心と向き合わざるをえなかった。書籍が届けられた時、分厚い封筒から中身を取り出すことをせず、私はソファの一角にこの書籍を置いた。 あえてその書籍を見ないようにするかのように、私は複雑性科学と教育哲学を架橋させることを試みた...
1116. 井筒俊彦の『コーラン』の読みから
昨日の夕方、その日の仕事を全て終えた私は、久しぶりに井筒俊彦先生の全集を手に取った。慶應義塾大学出版会から刊行された全集の第11巻「意味の構造」を何気なく開き始めた。 「碩学」というのは、井筒先生のような方のことを言うのだと改めて思った。初めて井筒先生の仕事に触れたのは、私...
1074. 楽譜の筆写から得られたこと
「これを生み出すにはどのような手順を辿る必要があるのだろうか?」そのようなことを昨夜思わされた。 昨夜は、夜の八時から九時までの時間を使って、作曲の学習と実践をしていた。手元には、非常に親切な作曲の実践書が三冊と音楽理論を実践と共に学べる専門書が一冊ほどある。...
868. 束の間の休息に
先ほど無事に、「創造性と組織のイノベーション」のコースで課されている、グループ共同論文の最初のドラフトをメンバーと一緒に担当教授に提出した。この課題に取り組むにあたって、産業組織心理学を専攻しているルクセンブルク人のヤンとドイツ人のマーヴィンに随分と助けられたように思う。...
762. 森・井筒・辻先生から:変容の特質
今日は、普段と若干異なるような日だったように思う。早朝の五時半に起床して以降、いつもと変わらないような仕事をしていたのは確かである。 それは学術論文を読むことであったり、何かしらの文章を書くというものである。ただし、午前中のある時を境目に、無性に日本語を読みたくなったのであ...
586. 日記について
日々の状況がいかなるものであろうとも、そして、その日一日がいかに昨日と変わらぬものであるように思えたとしても、毎日絶えず文章を書き始めてから、ある程度の期間が経った。何かを継続させていくことの意義と価値を、体験を通じて大いに実感している。...