3382. ピアジェの発達理論を毛嫌いする人たち(その2)
今日は早朝に、久しぶりにショパンに範を求めて作曲をした。ここのところは古典派の作曲家の曲を参考にする毎日であったから、ショパンの曲を参考にすることは良い気分転換になった。 さらには、当然ながら古典派の曲にはない音楽的観点をショパンの曲が提供してくれることも有益であった。今日...
1269. ゲラルド・ヤングの書籍より
一日の仕事が全て終わり、ようやく一息をつくことができそうだ。今日は早朝より仕事を順調に進めることができたが、七月末に開講するオンラインゼミナールの説明資料において、書籍に掲載されていない事柄を盛り込み過ぎてしまい、その調整に少しばかり手間取った。...
456. ロバート・シーグラーの「多重波モデル」
今日は何と気温が10度後半に達するという極めて暖かい日になるそうだ。日曜日にこうした気温になるのは有り難く、朝の仕事を終えたらランニングに出かけようと思う。 起床から一時間ほど仕事をした後に、書斎の窓から外の景色を眺めた。すると、空が朝の太陽に薄赤く照らされていた。空に浮か...
345. ダイナミックシステム理論に関わる二つの派閥
今日は、デイヴィド・ウィザリントンの “The dynamic systems approach as metatheory for developmental psychology”という論文を読んでいた。これは実に秀逸な論文であり、ダイナミックシステム理論を発達研究にメ...
158. 発達理論の歴史と最新の発達測定手法LASについて
記事「157.ダイナミック・スキル理論をもとにしたLASとはどんな発達測定手法なのか?」の続き 知性発達理論の歴史を遡ると、およそ一世紀前、ジェームズ・マーク・ボールドウィンは、厳密な発達理論と統合理論を初めて提唱しました。それ以降、発達科学は進歩し、ボールドウィンからジャ...
118.新ピアジェ派の貢献:成人以降のより良い教育・トレーニングへ向けて
新ピアジェ派は、およそ30年間に渡り、ピアジェの根幹思想を受け継ぎながらも、修正が必要な概念や理論に関しては、実証研究に基づきながらピアジェの理論をより洗練化させてきました。 新ピアジェ派の各々の研究者は、それぞれ固有の思想やアプローチを持っているため、彼らはピアジェの貢献...
113.新ピアジェ派の貢献事項:「学習と発達」&「水平的な溝と垂直的な溝」
前回の記事では、新ピアジェ派が古典的なピアジェ思想のどういった点を引き継いでいるのかについて、主な点を5つほど紹介しました。今回の記事は、新ピアジェ派がピアジェ思想のどういった点を発展させたのかについて紹介したいと思います。...
112. 新ピアジェ派が継承する五つの発達思想
新ピアジェ派はこの25年間にわたって、古典的なピアジェ理論の本質的な側面を保持すること、さらに探求が必要な箇所を発展させること、最新の実証研究に基づいてピアジェ理論の改定をおこなうことに力を注いできました。 以前私のメンターであったセオ・ドーソンから聞いた話なのですが、カー...
111. 新ピアジェ派の誕生過程
発達心理学者ジャン・ピアジェの理論は、教育界で広く適用されています。時に、カリキュラム設計をおこなう際、あるいは実際の教室での活動に応用されています。生徒の学習や発達は、彼らが現在置かれている認知的発達段階に強く影響されるため、教師は生徒の思考特性や認知的発達に関して深い理...
71. 新ピアジェ派の発達思想:カート・フィッシャーの発達モデル「4つの階層4つのサイクル」
カート・フィッシャーの発達モデルは、以前紹介したロビー・ケースの発達モデルと非常に似ています。どういった点で似ているかというと、どちらもピアジェの発達モデルを参照して、主要な段階を4つに分類していることです(厳密に言えば、フィッシャーはより高次の階層についても言及しています...