1584. 日本の成人教育を取り巻く状況
辺りは一向に優しい太陽光に照らされている。赤いレンガ造りの家々の前に植えられている木々が、静かな風によって小刻みに揺れている。 受動的に揺らされているようでいて、能動的に踊っているかのようだ。先ほど、日本を取り巻く成人教育について少しばかり考えを書き留めていた。...
1400. 能力測定の現状と今後
今日の午前中、オンラインゼミナールの第三回目のクラスが終了した。今日はお盆休み前の最後のクラスであり、ゼミナールはここから二週間ほどの間隔が空く。 これまでの三回は毎週末に行われており、一度中休みを挟むことで、これまでのクラスの内容をゆっくりと振り返ることや受講生同士の自主...
1364. 発達に必要な「良質な葛藤」と知性発達科学の先端研究
今日は午前中に出版記念ゼミナールの第二回目のクラスがあった。回線の問題以上に、Adobe ConnectとPreziの相性が悪いのか、それともAdobe Connectで画面共有をすると負荷がかかりすぎるのか、それらの問題でこちらの音声が途切れ途切れになってしまったようだ。...
1342. ウィルバーの新著と固有の霊性
午前中、少しばかり眠たかったので、仕事を中断し、寝室に向かい、しばらく仰向けになって休息することにした。 確かに昨夜は思考が興奮状態にあり、寝つきが悪かったのだろう。そのせいもあり、午前中に仮眠を取り、仕事の速度をいつもよりゆったりとしたものにすることにした。...
1337. メタ理論や日本的発達理論に関する雑感
午前中、発達心理学の開拓に多大な貢献を果たしたジェームズ・マーク・ボールドウィンと記号論を提唱したチャールズ・サンダース・パースの思想に関する論文を読んでいた。両者の思想から得るものはいつも多く、二人が書き残した全集は私にとって非常に貴重な文献である。...
1300. 淡々とした一日
ふと時計を見ると、夜の九時に近づいていることに気づいた。今日はいつも以上に、時間があっという間に過ぎ去っていったように思う。 それでいて、改めて今日という一日を振り返ってみなければ、自分が何をしていたのかを覚えていないような一日だった。今日も間違いなく自分の取り組むべきこと...
1291. 何気ない日の何気ない振り返り
今日は起床直後に突発的な雨が降ったが、午前中の早い段階で天候が回復に向かった。そのおかげもあり、昼食前にノーダープラントソン公園にランニングに出かけた。 雨が止んだ後の晴れ独特の空気と香りが漂う中、私は颯爽と公園を走っていた。現在の仕事が思考を司るものであればあるほどに、自...
1284. ケン・ウィルバーの最高傑作と新刊書について
昨夜はまたしても印象的な夢を見た。夢の持続時間は長くはないのだが、その中身についてはっきりと覚えている。 夢の中で私は、米国の思想家ケン・ウィルバーが残した傑作 “Sex, Ecology, Spirituality: The Spirit of Evolution...
1277. エグゼクティブマインド
小さく美しい鳴き声を奏でるいつもの小鳥ではなく、カモメが独特の鳴き声を発しながら空を飛んでいく姿を見た。書斎の窓からカモメを見ることは滅多にないため、とても新鮮であった。 早朝からおとなしくしていた天気が崩れ始め、突然雨が降り始めた。数日前に四日分の食料を購入しておいて正解...
1233. 異質な存在の再考と自己とコンテクストの相互関係について
午前中の仕事を終え、昼食を摂り終えた後、昨日読んでいた論文について思い出していた。それらの論文はどれも、教育学と複雑性科学を架橋した内容である。 改めて、論文内に下線と共に星印を付けた箇所に目をやり、書き込まれた自分のコメントを読み返した。器の成長にせよ、能力の成長にせよ、...