

91. マイケル・コモンズの発達測定スコアリング事例:レベル7から8
ハーバード大学医学部精神科に在籍する発達心理学者のマイケル・コモンズは、認知的発達における「階層的複雑構造モデル」を提唱しました。セオ・ドーソンが開発したLASの中にも、コモンズの階層的複雑構造モデルが取り入れられており、今回の記事は、コモンズのスコアリングマニュアルを基に...


86. 自然発生的に獲得されることのない形式論理思考:構成主義的発達理論の功罪〜進化心理学の観点より
成人以降の心の発達について講義を行うたびに、世の中の成人の多くはどの発達段階にいて、その発達段階に留まっている要因は何かを頻繁に質問されます。カート・フィッシャーら、文脈依存型の発達モデルを提唱している理論家の議論を脇に置いて、発達心理学者のロバート・キーガンの発達モデルで...


80. マリア・モンテッソーリの教育思想:シュタイナー教育との共通点
これまでシュタイナー教育について概観を見てきましたが、モンテッソーリ教育もオルタナティブ教育の代表格であり、今回の記事はマリア・モンテッソーリの教育思想について見ていきたいと思います。 モンテッソーリ教育に関して様々な文献を調査してみると、もちろんシュタイナー教育と異なる思...
【動画】ロバート・キーガンの主体客体理論
ロバート・キーガンの「主体・客体理論」を解説している動画の中で、おそらく最も分かりやすいだろうと思われるものを共有致します。 この動画は、グラフィックスを用いて、キーガンが提唱する5つの発達段階を見事に説明しています。


53. 発達の共時性:ロビー・ケースの実証結果
ここ数回の記事で、領域特定型発達モデルの限界について言及してきました。もう一度おさらいをしておくと、領域特定型発達モデルの限界点は、発達の可変性を蔑ろにしてしまっているということでした。 もちろん、私たちはある特定の文脈、つまりある特定領域に基づいて能力を発揮していく生き物...

52. 領域特定型発達モデルの誕生とその限界
カート・フィッシャーのダイナミックスキル理論は、あらゆる発達領域において適用できる測定の物差しを提供したため、「領域全般型発達モデル」と呼ばれます。それに対して、ロバート・キーガン、オットー・ラスキー、スザンヌ・クック=グロイターなどの発達理論家は、ある特定の発達領域に焦点...


日系ビジネスオンライン掲載記事「なぜ人と組織は変われないのか?」:ハーバード大学教育大学院教授ロバート・キーガンへのインタビュー
最近翻訳出版された「なぜ人と組織は変われないのか」(英治出版)の著者である、ハーバード大学教育大学院教授ロバート・キーガンが、自己変革および組織変革に必要な「知性」について説明しているインタビュー記事を共有致します。 先日、キーガンが来日し、六本木ヒルズにおいてセミナーを開...


17. 発達測定の共通の物差し:領域特定的な測定手法と領域一般的な測定手法の違いとは?
カート・フィッシャーのダイナミックスキル理論で用いられる発達測定手法は、ローレンス・コールバーグ、スザンヌ・クック=グロイター、ロバート・キーガン、オットー・ラスキーらが提唱している領域特定的な発達測定手法と特徴が異なります。...