1400. 能力測定の現状と今後
今日の午前中、オンラインゼミナールの第三回目のクラスが終了した。今日はお盆休み前の最後のクラスであり、ゼミナールはここから二週間ほどの間隔が空く。 これまでの三回は毎週末に行われており、一度中休みを挟むことで、これまでのクラスの内容をゆっくりと振り返ることや受講生同士の自主...
1399. 年間の能力成長率
とても静かな日曜日の朝。気温の暖かさではなく、別種のぬくもりを喚起するような朝だ。昨日の早朝は雲が空を覆っていたが、今朝は雲がほとんどない。 風もほとんどなく、目の前に見える木々の葉がおとなしくその場にたたずんでいる。赤レンガの家々の屋根に太陽光が照らされ、ほのかな黄色を発...
1395. フォボスとタナトス、言葉と発達
八月に入ったが、相変わらず涼しい日々が続く。書斎の窓を開けていると寒いぐらいなので、換気のために窓を開けることはあっても、基本的には窓を閉めたまま部屋の中で過ごすことが多い。 実際に今は窓を閉めており、部屋の中では薄手の上着を羽織っている。昨年の今頃はフローニンゲンでの生活...
1391. 母国語と父国語の真なる出会い
昨日、突然に自分の内的言語世界が変容を遂げた。それは避けようのないものであり、その日がついにやって来たのだということを受け入れることしかできなかった。 もはやそうした内側の宿命的な流れに逆らうことをせず、宿命の流れの中で生きることを固く誓った。私は少し前から知っていたような...
1337. メタ理論や日本的発達理論に関する雑感
午前中、発達心理学の開拓に多大な貢献を果たしたジェームズ・マーク・ボールドウィンと記号論を提唱したチャールズ・サンダース・パースの思想に関する論文を読んでいた。両者の思想から得るものはいつも多く、二人が書き残した全集は私にとって非常に貴重な文献である。...
1277. エグゼクティブマインド
小さく美しい鳴き声を奏でるいつもの小鳥ではなく、カモメが独特の鳴き声を発しながら空を飛んでいく姿を見た。書斎の窓からカモメを見ることは滅多にないため、とても新鮮であった。 早朝からおとなしくしていた天気が崩れ始め、突然雨が降り始めた。数日前に四日分の食料を購入しておいて正解...
1261. 人工知能と発達測定
早朝の空を覆っていた雲が嘘のように消え去り、昼食前から晴れ間が広がり始めた。先ほどスーパーで四日分の食料を買い、これから四日間は外に出る必要はなさそうだ。 金曜日に大学のセレモニー参加する予定であったが、それへの参加の動機が極度に落ちている。そうしたこともあって、数日間の食...
1247. I型人財からT型人財への育成に関するローテーション問題
昨夜はいつもより早く就寝をしたおかげもあり、早朝の思考の有り様がここ数日のものとは異なることに気づく。それは文章を書いている時に明確に現れており、一つの機械が淡々と動いていくかのような非人工的な運動を自分の思考の中に見て取ることができる。...
1221. 日本で根強いピアジェの発達段階理論に関する誤解
先日、知人の方から、日本の教育学者の方たちが、ピアジェの発達段階理論を極端に否定する傾向にあることを聞いた。実際にいくつかの議論を教えていただいたところ、その議論の進め方は、非常に乱暴であったことにひどく驚いた。 ピアジェが発達段階理論を提唱して以降、ピアジェの理論に対...
1188.能力開発と能力測定の誤解
午前中の仕事に取り掛かる前に、最後にもう一つだけ書き留めておきたいことがあった。 それは、第二弾の書籍『成人発達理論による能力の成長』に記載した、「能力の高度化と実践力」の関係性についである。私は本書の中で、能力の高度化に伴って実践力が高まるということの意味について説明し、...