1531.「自分の日記」
日記とは何なのだろうか?欧州での生活を始めて以降、「日記」と呼ばれる表現手段について、考えさせられることが何度もあった。 そして、今もまだそれについて考えることがよくある。「日々を記す」ということ、記される日々は何であり、日々を記すというのは本質的にどう言うことなのだろうか...
1501. 日々を綴り、人生を綴ること
部屋全体に静かなピアノ曲が響き渡る。そんな中で先ほど昼食を摂り終えた。 昼食後、書斎に戻ると、机の前に座った瞬間に、先ほどのゼミナールのクラスの内容が思い出された。それほどまでに今日のクラスは、自分にとって意味のあるものであったように思う。...
1451. 充実した日に訪れる安らかな眠り
——充実した日には、安らかな眠りが訪れる。そのため、充実した人生には、安らかな死が訪れる——レオナルド・ダ・ヴィンチ 昨夜はよく眠ることができ、起床直後から一日の仕事に向けた活力が溢れているのがわかる。昨夜の夢は体育館でバスケに熱中している姿を描写しており、そこでの活動的な...
1446. 発達論者・教育哲学者としてのエマーソン
夜が間もなく迫っている金曜日のフローニンゲン。今この瞬間は、早朝の晴れ渡る空と見間違えるかのようなライトブルーの空が広がっている。 西の空に雲はほとんどなく、東の空に一つ入道雲が取り残されている。その白色の入道雲がライトブルーの空に微動だにせずたたずんでいる様子は圧巻である...
914.【ウィーン訪問記】静寂さに宿る何か:アルベルティーナ美術館にて
——偉大な出来事は静寂さの中で起こる——ソーレン・キルケゴール 今、ウィーンからザルツブルグに向かう列車の中でこの日記を書き留めている。今朝の起床直後は雨が降っていたのだが、朝食を済ませたところで幸運にも雨が止んだ。...
848. ウィーン旅行計画
昨夜、ようやくオーストリアへの旅行計画の目処が立った。厳密には、非線形ダイナミクスに関する国際学会に参加することが目的であるから、純粋な旅行ではないのだが、空き時間があることも確かなので、観光も行いたい。 4/3(月)の朝にアムステルダムからウィーンに向かう。両地点の距離は...
324. 欧州小旅行記:ルーブル美術館で見た哀れな『モナ・リザ』
昨日の段階でパリ滞在の目的をすべて果たし終えたため、最終日はルーブル美術館をゆっくり巡ろうと思った。「ルーブル美術館は一日で見て回ることができない」という言葉は、各方面から頻繁に耳にするが、果たしてどれほど大きな美術館なのかを確かめてみたかった。...