2577. 五月半ばの寒い朝に
今日は本当に寒い。涼しいという感覚を超えて、寒さを感じる。 書斎の窓から外を眺めると、少しばかり風もあるようだ。先ほど暖房をつけ、今は部屋が暖かくなることを待っている最中だ。 五月も中旬を過ぎようかというのに、こうした寒さを残しているのがフローニゲンという街だ。そんな街で私...
2575. 成人の芸術教育
気がつけば、今日も一日が終わりに差し掛かっている。今日は午前中から曇りがちな天気であり、一日を通じて気温が低かった。 つい昨日までは暖かい日が続いていたのだが、また長袖長ズボンの格好をして室内で過ごすことになった。どうやら明日も今日と同じような気温のようである。...
2572. 意識の形而上学と美学
今朝は五時過ぎに起床し、五時半あたりから一日の活動を開始した。心が澄み渡っているような感じがする。 昨日から再び気温が下がり、今朝起床した時は少しばかり寒さを感じた。暖房をつける必要はないが、室内でも羽織るものが必要だ。...
2567. 古書の購入
今日は夕方の四時過ぎに自宅を出発し、街の中心部の古書店に向かった。昨日に引き続き、今日も半袖で出掛けるにはもってこいの陽気であった。 それにしても半袖を着て外出したのはいつ以来であろうかとふと考える。明日の最高気温は今日よりも10度ほど低いため、再び長袖を着ることになるだろ...
2407. 子育てへの専念と受託への感謝の念
この世界に存在する委託と受託の関係について考えた後、現在取り掛かっている研究のデータ分析を行おうとした。すると、書斎の窓の前を一羽の鳥が横切り、それを目撃した瞬間に、「四年間ほど子育てに専念したい」という思いが突如湧いてきた。...
2030. アーネスト・ベッカーの一連の書籍
天気予報の通り、早朝からの雨は昼食前に止んだ。まだ雨雲が空を覆っていることに変わりはないが、時折太陽が雨雲の隙間から顔を覗かせる。 昼食後、バルトークの『ミクロコスモス』のいくつかの曲を参考に、二曲ほど短い曲を作った。『ミクロコスモス』に収められている作品と最初から順番に向...
1221. 日本で根強いピアジェの発達段階理論に関する誤解
先日、知人の方から、日本の教育学者の方たちが、ピアジェの発達段階理論を極端に否定する傾向にあることを聞いた。実際にいくつかの議論を教えていただいたところ、その議論の進め方は、非常に乱暴であったことにひどく驚いた。 ピアジェが発達段階理論を提唱して以降、ピアジェの理論に対...
805. 知人の送別会へ向けて:ワインとチーズについて
午前中の仕事を終え、フローニンゲンの街の中心部に買い物に出かけた。明日は、京都大学から交換留学で来た友人の送別会を開催することになっており、飲み物と食材の買い出しに出かけた。 私は普段アルコールを一切飲まないのだが、一年間に特別な日だけはお酒を少々飲むようにしている。明日は...
706. アブラハムのように:内側からの促しとそこからの出発
そもそも今の私は、なぜ成人発達の研究と実践に強く関心を持っているのかを考えていた。確かに、米国在住時代の後半の私は、子供たちの教育に携わっていたこともあり、成人期前の発達にも大きな関心を寄せていた。 しかし、今の主要な関心事項は、再び成人発達と成人教育に戻っている。これまで...
81. オルタナティブ教育から得られる第二言語獲得に関する洞察:身体性と言語獲得
私自身の経験を振り返ってみると、米国に滞在して現在4年目になりますが、英語という第二言語を獲得したと呼べる段階には至っておりません。実際のところ、未だに少しずつではありますが、自分の言語力が常に進化しているのを感じています。...