1446. 発達論者・教育哲学者としてのエマーソン
夜が間もなく迫っている金曜日のフローニンゲン。今この瞬間は、早朝の晴れ渡る空と見間違えるかのようなライトブルーの空が広がっている。 西の空に雲はほとんどなく、東の空に一つ入道雲が取り残されている。その白色の入道雲がライトブルーの空に微動だにせずたたずんでいる様子は圧巻である...
1443. グリーグとムンクからの啓示
夕食前に再び小雨が降り始めた。雨が窓ガラスに静かにぶつかる音が聞こえる。 ガラスに付着した一つ一つの雨滴が重力に従ってゆっくりと垂れ落ちる。窓ガラスを洗うような小雨を眺めるとき、それは北欧旅行から帰ってきても依然として続く旅の余韻を洗い流そうとしているかのように思えた。...
1440. 複数の表現形式で自己を著述し続けること
北欧旅行からフローニンゲンに戻ってきての初日が終わりに差し掛かっている。今日は午前中に洗濯などをし、少しばかり北欧旅行についての日記を執筆していた。 しかし、再びフローニンゲンでの生活を始めるにあたって諸々のことを行っていると、あっという間に一日が過ぎた感じがする。九月から...
1436.【北欧旅行記】ベルゲンでの最終日の朝に
ベルゲンでの四日目の朝を迎えた。今日はいよいよベルゲンを離れ、オランダに戻る日だ。 朝食をゆっくりと摂り、ホテルで少しくつろいでからベルゲン空港に向けて出発したい。今回の北欧旅行は、本当に充実したものだった。 今回の旅を通じて考えさせられたことや得られた感覚などについては、...
1426.【北欧旅行記】ノルウェーの雄大な景色から:幸福に至るシンプルな道
紫色や黄色、そして赤色の野花が咲く山道を列車がゆっくりと進んで行く。左手には美しい湖が見え、その湖を森林に次ぐ森林が優しく抱きかかえている。 いや、ここには抱擁するものとされるものという二元論的な関係はなく、二つがあって一つの景観を生み出しているのだ。湖の湖面に朝の太陽光が...
1424.【北欧旅行記】ノルウェー西岸の街ベルゲンへ向けて
早朝の五時半に起床し、今日はいよいよノルウェー西岸の街ベルゲンに向かう。ホテルの室内が乾燥していたためか、昨夜は喉が少し痛かった。 水分を多めに取りながら睡眠をし、深夜に目覚めた時も水分を取るようにしていたことが功を奏してか、早朝においては随分と喉の痛みが軽減された。しかし...
1416.【北欧旅行記】スウェーデンのルンドへ:対象本質と純粋感覚
早朝の七時半に宿泊先のホテルを出発し、スウェーデンのルンド行きの列車を待つために、コペンハーゲン中央駅に早めに到着した。初めてコペンハーゲン中央駅に降り立った時、この駅も欧州の他の主要都市の駅と同じぐらいに大きいと思っていたのだが、今日改めて駅全体を眺めてみると、それほど大...
1411.【北欧旅行記】エマーソンからの贈り物
今日はあらゆるところで遅延が発生しているようだ。気づけば早いもので、デンマークのフレデリシアという町に到着した。 ここはデンマークの片田舎の小さな町であり、この町に居住している人の数は少なさそうに思える。予定よりも20分ほど遅れてこの町に到着し、乗り換え時間が10分しかない...
1409.【北欧旅行記】いつも通りのハプニング
ブレーメンに到着した。無事にとは言えず。 リアーに到着する前のパスポートコントロールが通常の運行時間に含まれていなかったのだろう、予定よりも30分遅くブレーメンに到着した。そのせいで、事前にオンラインで購入していた列車を逃すことになった。...
1397. 欧米生活の真の始まりと人工知能について
昨日と今日において、英文を読むことを控えていたためか、逆に頭が冴えない気がする。断片的な知識の重たさが脳にあるような感覚が現れているのだ。 目薬を目にさして目をすっきりとさせるように、短めの英文を執筆することによって脳をすっきりさせようとした。この試みはかなり効果があるよう...