315. 欧州小旅行記:シュツットガルトへ向けて「豊かな知性を育む環境」
ライプチヒのホテルでゆっくりと朝食を取った後、午前八時前の列車に乗り込み、シュツットガルトへ向かった。ライプチヒからシュツットガルトまでは、乗り換えを含めて約五時間ぐらいの列車の旅となる。 今回の欧州小旅行で飛行機を使わず、列車にしたのは大正解であったと思う。自分の身体と精...
314. 欧州小旅行記:CNNのニュースより「進化しない人類」と「人間に還ること」
ライプチヒを出発し、今日からシュツットガルトに滞在する。ライプチヒのホテルで朝食をとっている時に、CNNのニュースが放送されていた。 現在、欧州各国を小旅行中であるが、欧州の実態としてテロを含めて、様々な騒動が勃発しているというのが現実である。こうしたニュースを見るにつけ、...
313. 欧州小旅行記:バッハ博物館を訪れて
ライプチヒの二日目の午後に訪れたのは、バッハ博物館である。バッハ博物館について紹介する前に、ライプチヒが本当に「音楽の街」と形容されるにふさわしい特徴を一つだけ紹介したい。 実は昨日のシューマン博物館を訪れた際に、受付の女性から一枚の薄いパンフレットを頂いていたのだ。そこに...
311. 欧州小旅行記:シューマン博物館で訪れた「確信」
ライプチヒ駅に到着した時、ブレーメンやハノーファーの駅に比べて、ひときわ巨大な空間がそこに広がっていることに驚いた。旧東ドイツの都市の中でも最大のものの一つに数えられるこの街の存在感を感じさせられたのだ。 なぜだがわからないが、たくさんのプラットフォームと併設されている無数...
310. 欧州小旅行記:ライプチヒに向かって
ハノーファーの駅でライプチヒ行きの列車に乗り込んでしばらくしたところで、幾つかの想念と不可思議な感覚が湧き上がってきた。最初に現れたのは、自分がこの世界の中にいるのか・世界が自分の中にあるのか、という考えと感覚だった。 というのも、ハノーファーの駅を列車が出発し、駅構内で購...
303. 思考の螺旋運動と意味の総体
昨夜は珍しくなかなか寝付けなかった。昨日は欧州小旅行に向けて、各国の電車やホテルの予約にあれこれと頭を使っていたため、旅のイメージが一挙に出来上がり、巨大なイメージの総体が自分に押し寄せてくるかのようだった。 旅のイメージが自分にやってくるのと並行して、ある種の高揚感のよう...
290. 欧州小旅行計画
今日は先ほど、久しぶりに天気雨に見舞われた。空は晴れているのに雨が降るというのは不思議だな、と思っていた幼少時代のある記憶が鮮明に蘇ってきた。この記憶を再想起したことはおそらく初めてだったので、オランダのこの予測のつかない天候に対してある意味感謝をした。...