1931. 永遠に導く言葉
昨日、母が演奏するバッハの前奏曲第一番を近くで聴いた。とても見事な演奏だった。 また、ピアノの演奏技術が一年前よりも高度なものになっていることにも驚いた。毎日数時間でもいいので実践を続けていくことの意義を、母の演奏は私に教えてくれたように思う。...
1886. 世界の始動
一昨日に引き続き、昨日も雪が降っていた。いよいよ骨身にしみる冬の時代がやってきた。 だが、欧州での二回目の冬を迎える私の心は相変わらず明るい。 今朝は五時前に起床し、五時を少し過ぎた時点で一日の活動を開始させた。今日は名目上は日曜日だが、どの曜日とも変わらずに、私は文章を読...
1883. 意識的な鍛錬とゆっくりと眺めることの効用
今朝、気づかないうちに、バッハの前奏曲第9番を150回ほど繰り返し聴いていることに気づいた。この曲の何かに取り憑かれたかのように、グレン・グールドの演奏するこの曲を延々と繰り返し聴いていた。 私は本当に繰り返しが好きなのだと思う。それも単なる繰り返しではなく、絶えず差異を内...
1881. 新たな決意
今朝は6:20から一日の活動を開始させた。昨夜から、私はバッハの前奏曲第9番を繰り返し聴き続けている。 この日記を書いている今も、わずか一分半ほどのこの曲だけを繰り返し聴き続けている。 創作を通じた人間発達の考究とその実践。それだけを行いたい。...
1821. いつかのクリスマス:ヴァン・ゴッホ書簡全集の到着
今日は雨が降らず、雲の隙間から時折晴れ間が顔を覗かせていた。一方で、今日の気温はとても低かった。 最低気温はマイナスを記録していたようだ。明日も同じような気候になるらしい。 しかし、明日は今日よりも雲がなく、晴れるそうなので、昼食前にランニングに出かけたいと思う。今日は確か...
1740. 仮説的作曲実践
昨夜の作曲実践を通じて得られたことをもう少し書き留めておきたいと思う。昨日は、コード進行を無数に展開させていく方法についてようやく知り、それを早速実践していた。 その時に、よく用いられるコードの進行とあまり用いられないコードの進行を組み合わせていた。特に明確な意図はなく、と...
1732. 演奏記号と化粧
今朝の目覚めは七時を過ぎており、今日はいつもより遅い時間に一日の仕事を開始させた。もうすっかりと寒くなり、書斎の窓から見える景色は冬の様相を呈し始めている。 紅葉の終わりかけた木々と裸の木々の対照的な姿を眺めることができる。今年の春や夏に、あれだけ青々と生い茂っていた木々の...
1716. 平均律クラヴィーア曲集が持つ音楽宇宙の中で
リズムやメロディーから曲を作っていく方法とコードから曲を作っていく方法に関しては、まだまだ仮説と検証の数が足りないように思う。もしかすると、コードから曲を作っていく方法に関しても、様々な方法があり、今の自分はそれらを理解していないだけかもしれない。...
1705. 編曲・変奏の難しさ
日々の一呼吸の中に、情熱の味を確かに感じる。自分は情熱を持っておらず、自分は情熱に他ならないことを知ってから、しばらくの時間が経った。 自己の存在が情熱と完全に合致した時、情熱という言葉は熱情という言葉に変わった。読みに読み、書きに書き、作りに作る。...
1704. 上昇するさざ波:バッハ平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番
今日の午前中の読書は大いにはかどった。文章を声に出しながら自分に説明をし、読みながら書くということを行う中で午前中の時間が過ぎていった。 先ほど英国のアマゾンに注文したいくつかの書籍が無事に届いた。作曲関係のものが大半を占めるが、その中には数冊ほど学術研究に関するものがある...