

1280. 点・線・面・立体を構築する自己組織化能力
今という瞬間が、なんだかとても素晴らしく知覚される。この瞬間にも着実と時間が進行し、七月のとある日曜日が終わりに向かっているのは確かなのだが、そうした時間の流れすらも些細なもののように思える気持ちがある。 アンドレアス・デメトリオが編集した “Cognitive...


1236. 今日という一日
再び今日という一日が始まった。起床直後、書斎に向かい、いつもと同じように身体を少し動かす。 その後、ヨギティーを作り、早朝の仕事に取り掛かる。昨日も述べていたように、今日も天気が優れず、今は曇り空が広がっている。昼食前から雨が降り始めるようだ。...


1149. 心理統計学に関する言語体系
小雨の降りしきる中、今朝は「タレントアセスメント」の最終回のクラスが行われるキャンパスに向かった。キャンパスに向かう最中の天候は優れなかったが、私の内側はどことなく意気揚々としたものだった。 私は相も変わらず、種々雑多なことを考えながらフローニンゲンの街を歩いていた。その時...


1114. 発達段階の存在に関する議論
午前中に読んでいた、デイヴィッド・ウィザリントンの論文の内容を忘れないうちに書き留めておきたい。ダイナミックシステム理論を発達研究に適用しようとする研究者であれば誰でも知っているのが、エスター・セレン、マーク・レヴィス、アラン・フォーゲル、ポール・ヴァン・ギアートの四名だろ...


1026. SSGに関するワークショップを振り返って
再び日々の生活が落ち着いたものになりそうだ。数日前に開催されたワークショップについて少しばかり振り返っていた。 このワークショップは、私が現在の研究に適用している「状態空間グリッド(SSG)」という手法に関するものだ。この手法を開発したのは、マーク・レヴィスという発達心理学...


903.発達の本質にある「差異」と「反復」
いよいよ明後日からは、一週間ほどのオーストリア旅行が始まる。出発前の気持ちとしては、昨年の夏の欧州小旅行と同様に、そこに何が待っているのかに対する楽しみと非常に静かな気持ちが隣り合わせになっている。 下手に達観しているわけではないが、自分が訪れたことのない土地は、常に想定の...


891. アトラクターの特定方法について
昨日は、結局就寝の直前まで自分の研究を進めていた。研究にのめり込んでいたため、これは仕方のないことであった。 というのも、研究で用いる「状態空間グリッド(SSG)」に関して最後の山場を無事に越えた瞬間が昨夜に訪れたため、その手を止めることができなかったのだ。具体的には、教師...


865. 発達科学の転換期の最中で
昨日、 “Principles of systems of science (2015)”を読み進める中で、成長(growth)と発達(development)の違いに関する記述が目に止まった。 そういえば、三年前に発達理論のセミナーを行った時、参加者の方から、日本語におけ...


864. 状態空間グリッドの創始者マーク・レヴィスからの学び
今朝は五時半に起床し、目覚めと共に、一昨日から昨日にかけて張りのあった肩の凝りがほぐれていることに気づいた。姿勢にはいつも気をつけていながらも、ここ数日間、文章を同じ姿勢で書き続けることが多く、そのために肩に凝りができてしまっていたようだ。...


856.「状態空間グリッド(SSG)」について
今日の午前中に行われた、論文アドバイザーのサスキア・クネン教授とのミーティングについて、また少し考えを巡らせていた。ミーティングの最初に、今後の私の進路について話をしたことを書き留めていたように思う。 その後に続く本題では、私が先日送った論文の...