2992. フローニンゲンを散歩して
時刻は午後の四時半を迎えた。先ほど散歩がてら街の中心部に買い物に行き、今しがた自宅に戻ってきた。 自宅を出発してから戻ってくるまで、正味一時間ほどであった。店の中で過ごしていた時間を差し引いたとしても、街の中心部に歩いて行くのはいい運動になる。このぐらいの散歩を定期的に行う...
2790. 涙と作曲について
穏やかな風が吹き抜けるフローニンゲンの朝。今吹き抜けていくこの爽やかな風を感じ、風を眺めていると、この人生においてどこまでも歩いていけるような気がしてくる。 どこかはどこでもなくて今ここなのだろう。どこかに向かって歩くということは今の中心を歩くことが中心になければならない。...
2709. マルティニ塔の印象の変化と内面の深化
時刻は夕方の七時半を迎えた。小鳥の鳴き声が穏やかな夕方の印象をより一層強めている。爽やかな風がフローニンゲンの街を吹き抜けている。この時間帯の明るさを考えると、それを夜風と呼ぶのはまだ早いだろう。 書斎の窓から外を眺めながら、今日の昼食後に訪れたマルティニ教会でのパイプオル...
2708. マルティニ教会でのパイプオルガンコンサートに参加して
晴れ渡る穏やかな午後。たった今、日課である仮眠を取り終え、これから午後の取り組みに従事したいと思う。 昼食後に参加したパイプオルガンコンサートの余韻がまだ全身に残っている。昼食を早めに摂り終え、少し休憩をしてから、私はフローニンゲンの街のシンボルであるマルティニ教会に向かっ...
2707. ベートーヴェンとゴッホの芸術性及び精神性の発達研究に向けて
少し早いがもう少ししたら昼食を食べようと思う。早朝の日記に書き留めていたように、今日はこれからマルティニ教会に行き、パイプオルガンのランチコンサートに参加する。 今日は肌寒いが、一日を通して晴れのようであるため、教会までの散歩はとても気分の良いものになるだろう。初夏の花々が...
2706. 日記と作曲
今日は夕方からのパイプオルガンコンサートではなく、昼食どきに行われるコンサートに参加することにした。今はうろこ雲が空を覆っているが、今日は晴れのようなので、マルティニ教会まで散歩することが楽しみだ。 12:20に自宅を出発するため、午前中の仕事は少し前倒しで進めていき、昼食...
2705. マルティニ教会でのパイプオルガンコンサートに向けて
今日は六時前に起床し、六時を少し過ぎたあたりから一日の活動を開始した。最初に行ったのはいつもの通り身体運動であり、その後すぐにデッサンをした。 早朝の内的感覚をすぐさま絵として表現してみること。それが習慣になりつつある。...
2451. 【中欧旅行記】旅の終わりに思うこれからの旅
たった今ホテルの朝食を摂り終えた。これからフランツ・リスト空港に向かうバスに乗るためにバス停に行こうと思う。 ブダペストのホテルを出発する前に最後の日記を書き留めておきたい。今日も晴天に恵まれ、今回の旅を締めくくるための素晴らしい天気が今目の前に広がっている。...
2265. ある書籍との出会い
書くことが見つかってから書く、というのであっては話にならない。そんなことを自分に言い聞かせる。 何を書こうとしているのか全くわからないのだが、とにかくまだ何かを書き残している感覚が残っている。今この瞬間に書斎の窓の向こうに見える太陽のように、激しい何かが自分の内側にあるのが...
1784. 少人数のクラスの始まり
今日は午前中に、「システマティックレビューの執筆方法」のコースの初回のクラスに参加するために、フローニンゲンの街の中心部から少し外れたところにあるキャンパスを訪れた。 自宅を出発してみると、随分と気温が下がっていることに改めて気付き、日中の外出の際には手袋が必要であると思わ...