960. 学び続けること・研究し続けることの幸せ
ついに修士論文がほぼ完成した。提出期限まで残り二ヶ月ほどあり、この段階でほぼ全ての項目を完成させることができて嬉しく思う。 思えば、ここまで辿り着くのに非常に多くの紆余曲折があった。それは第二弾の書籍の執筆以上であったと言ってもいいかもしれない。...
950. ベートーヴェンのピアノソナタの発達研究に向けて
昨日は久しぶりに夜更かしをしてしまった。一年目のプログラムが終了した後に、ベートーヴェンのピアノソナタに関する構造分析を非線形ダイナミクスやダイナミックシステムアプローチの手法を用いながら行ってみたいという思いが一気に吹き上げた。...
944. ベートーヴェンが曲に込めた法則性の探究に向けて
仕事を通じた発達というテーマが、私を強く捉えていることを感じる。早朝にそのテーマが自分の内側で浮上してきていることに光を当てると、不思議なほどにそのテーマが自発的に膨らんでいるのを実感している。 そうした様子を見るにつけ、少しばかり、そのテーマに対して自分の言葉を当てる必要...
937. 顕現を待つ内側の音楽
オーストリアからフローニンゲンに帰ってきてから、ピアノ曲だけではなく交響曲をかけながら仕事をするようになった。特に、起床直後に身体を動かす際は、モーツァルトの交響曲をかけ、その後にベートーヴェンの交響曲を二時間ほどかけている。...
936. 肯定・承認・共感
ウィーンとザルツブルグを訪れることによって、自分の生き方が揺るがないものになったことは予期せぬ出来事であった。欧州に渡る前、そして渡欧後のしばらくは、自分の生き方を絶えず批判するような自己を隣に置き、批判の極致まで自分の生き方を検証するようなことを強いられていた。...
930. 場所だけに宿る精神
オーストリアの旅から帰ってきても、やはりその余韻が依然として自分の内側に残っている。四六時中、観想的な意識状態にあり、全ての事柄を自覚的に目撃することができるのだ。 今日からフローニンゲンでの生活が再び開始されたのだが、昨日までの旅行を少しずつ咀嚼しようとするような運動が私...
915.【ウィーン訪問記】「ベートーヴェン記念館(パスクアラティハウス)」の記憶から
ザルツブルグに到着するまでに、もう一つだけ書き留めておきたいことがある。それは、昨日の最後に訪れた「ベートーヴェン記念館(パスクアラティハウス)」についてである。 この記念館は、ウィーンの街のほぼ中心に位置しており、ベートーヴェンが何年間かにわたってここで生活をしていたそう...
913.【ウィーン訪問記】シューベルト記念館とフロイト博物館での体験
ウィーンの街を歩きに歩いた昨日から一夜が明け、ウィーンでの三日目の朝となった。昨日は、ベートーヴェン記念館(ハイリゲンシュタットの遺書の家)を訪れた後、シューベルト記念館を訪れた。 来た道を戻りながら、ベートーヴェンが歩いていたであろうこの道を、今の自分が歩いていることが不...
912.【ウィーン訪問記】ベートーヴェン記念館(ハイリゲンシュタットの遺書の家)での必然
——私には何も聞こえない。こんな出来事に絶望し、もう一歩で自ら命を絶つところだった。芸術、これのみが私を思いとどまらせた——ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン 今日は結局、20キロ近い距離を歩いていたように思う。だが一切の疲れもなく、昨日に予定していた全ての場所を訪問...
911.【ウィーン訪問記】世田谷公園とベートーヴェン記念館での体験
幸いにも、ウィーン観光の二日目も天候に恵まれた。今日は随分と色んな場所を訪れた。 どこを訪れたのかを最初に明記しておくと、(1)ベートーヴェン記念館(ハイリゲンシュタットの遺書の家)、(2)シューベルト記念館、(3)シグムント・フロイト博物館、(4)ベートーヴェン記念館(パ...