1104. 新たな知的植民地政策の脅威:MOOC
春をひとっ飛びにし、夏がやってきたかのような土曜日だった。早朝から雲ひとつない青空が広がり、五時半に起床した時にはすでに辺りが明るかった。 午前中から、夏を彷彿させるような日差しが辺りに降り注ぎ、しかしそれでいて涼しい風が流れていた。そのような土曜日の朝、私はカントの...
1099. 作曲への取り組みについて
ここ数日間、奇妙なほどに夢を見ていない。おそらく、この数日間にあっても夢を見ていたのだと思うのだが、記憶に残るような夢を見ていないのは確かだ。 そのような状態を見ると、ある意味、不気味な静けさが無意識の世界を覆っているように私には思える。間違いなく、私の無意識の世界では四六...
1075. 作曲実践と翻訳書について
昨夜も夜の八時から九時の時間にかけて作曲の学習と実践を行っていた。日が沈む時間がとても長くなり、十時を過ぎてからようやく日が沈むようになっている。 明るい外の景色を眺めながら、作曲の実践書通りに作った音を聞いていた。本当に少しずつであるが、毎日自分が作曲に関する新たな学びを...
1074. 楽譜の筆写から得られたこと
「これを生み出すにはどのような手順を辿る必要があるのだろうか?」そのようなことを昨夜思わされた。 昨夜は、夜の八時から九時までの時間を使って、作曲の学習と実践をしていた。手元には、非常に親切な作曲の実践書が三冊と音楽理論を実践と共に学べる専門書が一冊ほどある。...
1062. ピアノ協奏曲への関心と夢の振り返り
昨日の午後から一貫して、不思議な感覚が自分を包んでいる。明晰な意識を通じて、静かに自分の内側に留まっているような感覚だ。 天気予報の情報をもとにすると、今日も雨のはずなのだが、早朝のこの時間帯にはまだ雨が降っていない。それどこから、起床直後に遠くの空に見えた不気味な雲の大群...
1056.楽譜の到着と今後の研究へ向けて
昼食前にランニングを済ませ、自宅の前に戻ってきた時、隣の棟に住む老父婦が私に声をかけてきた。なにやら、私宛に郵便物が届いているとのことであった。 オランダでは、郵便物の受け取り主が不在の場合、近所の人がそれを受け取ることになっている。奥さんから郵便物を受け取った時、見た目の...
1044. 自己を貫くテーマから始めること
この数日間ほど、少しばかりベートーヴェンのピアノソナタを離れている。その代わりに、今日は早朝から、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスのピアノ協奏曲を聴いていた。 とりわけ、ブラームスのピアノ協奏曲に対して息を呑む瞬間が度々訪れた。こうした体験を体験として片付けるのでは...
1039. 無気味な夢
天気予報によると、今日は晴れ間を覗かせる日曜日になるそうだ。しかし、起床直後に空を眺めると、薄い雲が空を覆っている。 書斎の窓から見える新緑の木々は、昨日のように春のそよ風に揺られることもなく、静止している。しかし、それは静止しているのではなく、実際には絶えず脈動しているの...
1038. 五線譜上の絵画
昨日は午後から夜にかけて作曲を行っていた。今のところ他の仕事との兼ね合いから、毎日曲を作ることはできない。 作曲に充てられる時間は、主に土日のどちらかの一日の中の数時間ほどである。今はこのように短い時間しか作曲の学習と実践を進めることができないが、とにかく継続させていくこと...
1034. 人間であろうとする生き方:「多から一へ、一から多へ」
人が人らしく生きることを喪失しつつある現代社会において、一人の人間が人間性を追求しながら、最後の最後まで人間であろうとするような生き方を自分は貫きたいのかもしれない、という考えが自分の内側から湧き上がった。 残念ながらこの社会において、愚直に人間性を追求し、人間性に沿った生...