188. 三十路からの理転:フローニンゲン大学留学までの経緯
僥倖に恵まれる。私たちは時として、人智を遥かに超えたものからの働きかけによって人生の舵を切ることがあるのではないだろうか。 こうした働きかけに直面するとき、深く対象のない大きなものに対して、私はただただ拝むのみである。奉拝と敬拝。一介の人間として、それ以外にできることは他に...
186. 遥かなるフローニンゲン
8月からオランダのフローニンゲン( “Groningen”の発音は日本人にとって困難であり、英語だとグロウニゲン、オランダ語だとフローニゲンに近い音だと思う)という街で、研究者・実践者として新たな生活を始める。8月からの2年間を通じて、自身二つ目・三つ目となる修士号——欧州...