350. 母国を離れた理由の断片
何気なく先月末に終焉したリオ五輪の結果を眺めていた。眺めていたのはメダル獲得に関するランキングデータである。その結果を眺めていると、今回のオリンピックにおける日本の健闘は素晴らしかったのではないだろうか、と思う。五輪中に日本でどのような反響が起こっていたのか不明であるし、最...
349. 街をあげての盛大な留学生歓迎セレモニー
昨日はフローニンゲンの街をあげての盛大な留学生歓迎セレモニーがあった。2016年の九月に入学した留学生は2300人超とのことであり、新しく入学した全ての留学生が参加したわけではないと思うが、昨日は久しぶりに多くの人が群がる光景を目の当たりにした。多くの人に囲まれた疲れからか...
348. これからの留学生活における未知なる醍醐味
いよいよ本格的に自分の中で新しい何かが始まるのを感じる。実際に、これまでには見えなかった自分の側面や新たな行動への心の動きを容易に見て取ることができるのだ。新しい挑戦に乗り出すことによって、やはり自分の中で新たな運動が生じるらしい。これは実に興味深い。...
346. オランダでの初めての友人たち
(奨学金授与のセレモニーが催された会場) 今日は午前10時から開催される奨学金授与のセレモニーに参加してきた。2016年度の留学生の入学者は2300人ほどであり、全ての学生がこの奨学金に応募したわけではないが、大変ありがたいことに約20名の奨学生の一人に選出していただけた。...
345. ダイナミックシステム理論に関わる二つの派閥
今日は、デイヴィド・ウィザリントンの “The dynamic systems approach as metatheory for developmental psychology”という論文を読んでいた。これは実に秀逸な論文であり、ダイナミックシステム理論を発達研究にメ...
341. 連続的かつ非連続的な問いと答えの変容プロセス
フローニンゲン大学でのプログラムが開始する日が近づいてきた。この街でもう一ヶ月も過ごしていたのかという驚きと共に、まだ一ヶ月しか経っていないのだ、という気持ちが生じている。最も正確なのは、時間の上ではわずか一ヶ月ばかりしか経過していないが、自分の内面で経験されたことの密度は...
336. 語学センターを活用したオランダ語の本格的学習
今日は五年振りに自分の外国語が通用しないことに対して、自虐的な笑いが込み上げてきた。日々の生活の中で少しずつオランダを話すようにしており、九月からはオランダ人の先生に付いてオランダ語を本格的に学ぶことにした。 フローニンゲン大学は様々な外国語を学べる語学センターを持っており...
334. 本格的なオランダ語学習への始動
いくら多くのオランダ人が英語が達者だとしても、オランダでは極力オランダ語を使って生活しようと決心した。これは幾つかの理由に基づく。 一つ目は、オランダの公用語はやはりオランダ語であり、この国の文化の土壌はオランダ語によって育まれたものであるため、オランダ語を理解しなければこ...
327. ダイナミックシステム理論による数式モデルの構築について
今日の午前中は、論文アドバイザーを務めてくださるサスキア・クネン先生の “A self-organizational approach to identity and emotions: An overview and implications”という論文と、ダイナミックシ...
309. 欧州小旅行記:ハノーファーに向かって
早朝から色々あったが、無事にリアーについた。ドイツに足を踏み入れたのは、これが人生で初めてであるが、街中の雰囲気はオランダと非常に似ており、まだオランダ語に習熟していない自分にとって、ドイツ語とオランダ語は一瞬見ただけでは区別がなかなかしにくいと思った。...