

475. 同志
今日は最後のオランダ語のクラスを途中で退席し、フローニンゲン大学とロッテルダム大学が共催の学術会議に参加した。この会議は、「人財の評価と選定」を専門とする研究者がお互いの研究成果を報告し、意見交換することを目的とされたものである。...


472. 何気ない日常から
今日は午前中から夕方にかけて、研究プロジェクトを進めていた。次回のクネン先生とのミーティングに向けて、定量データをカテゴリー化する案をいくつか考えておきたいと思う。同時に、論文提案書も前回の指摘をもとに修正を加えておきたい。...


457. 知識基盤のない脆弱な実践について
秋が終わることを祝してなのか、冬が始まることを祝してなのか、今日は暖かい日曜日であった。早朝の仕事を終えてランニングに出かけた。今日のランニングは、いつものようにノーダープラントソン公園へ行くのではなく、以前発見したサイクリングロードを走ることにした。...


415. 知識体系の素材
現在、新たな知識領域を複数個同時に開拓していくことを迫られている。この開拓作業は、脅迫的なものというよりも衝迫的なものである。つまり、複数個の知識領域を獲得することを外側から強制させられているというよりも、内側から突き上げてくる思いに沿って実行しているのである。...


409. 何気ない日常から
今日からしばらくフローニンゲンの街は天気が悪くなるそうだ。今朝は、起床直後からまずはオランダ語の試験に向けて学習を行った。オランダ語の試験は初めてであるため、何かと未知なことが多いが、これまでの学習内容を振り返る上でもこうした試験があるのは有り難いことである。...


407. 所属プログラム内の興味深い研究プロジェクト
先日、論文のスーパーバイザーを務めてくださるサスキア・クネン教授とミーティングをしたのと同様に、私の同僚たちも今週中に各々のスーパーバイザーとミーティングを行うそうだ。フローニンゲン大学は研究大学としての確固たる地位を築いており、ここにいる研究者たちは絶えず実務家と交流を図...


406. 科学的な言語と哲学的な言語
今日は「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの第三回目のクラスがあった。本日のメイントピックは、スポールの領域に焦点を絞り、才能の発掘と開発に関する科学的なアプローチと研究成果を取り扱った。科学と哲学に関して昨夜はあれこれと考えさせられることがあったため、...


402. 純有機的な時の流れの中で
秋の深まるノーダープラントソン公園 クネン先生とのミーティングの後、自宅に戻って昼食をとり、いつものように20分ほど仮眠をとった。その日の自分の状態によって、仮眠中に起こる現象も様々であるから観察対象としては事欠かない。自分の身体エネルギーが白色かかった黄色い電流と共に一挙...


401.「道」:サスキア・クネン先生との出会いと再会
峠は決定をしうるところだ。峠には決別のためのあかるい憂愁が流れている。峠路(とうげみち)をのぼりつめた者は、のしかかってくる天碧(てんぺき)に身をさらし、やがてそれを背にする。 風景はそこで綴じあっているが、ひとつを失うことなしに、別個の風景に入ってゆけない。大きな喪失に耐...


394. 「変化」に関与する全ての職業人に求められる自覚
仕事の手をはたと止め、窓越しに夕暮れの空を眺めた。太陽が暮れゆく方角に一筋の飛行機雲を見つけた。その飛行機雲の先頭は白く、飛行機の進む度合いに合わせて白味が増していく。一方、その飛行機雲の後尾は飛行機の進行に応じてますます白味が失われていく。...