

649. 内側の炎の強まり
この日は、「複雑性と人間発達」というコースの最後のクラスに参加した。教室に到着してすぐに、このクラスの様々な受講者と挨拶を交わした。 話題は極めて単純であり、お互いがどのように冬休みを過ごしたか、というものである。このクラスをいつも私は、博士課程に在籍するドイツ人のヤニック...


634. シンクロナイゼーションという現象について
以前から仮設として設定していた考えが、自分の経験を通じてほぼほぼ実証されつつある。それは、「シンクロナイゼーション」と呼ばれる現象である。 この現象に強く関心を持ち始めたのは最近のことであり、仮設を立てたのは私がサンフランシスコで生活をしていた頃なので、今から四、五年前のこ...


618. 帰国前日の止まない読書
この四日間ぐらい思考が乱れ、それが文章の乱れにもつながっていたように思う。言葉が出てこない状況が続き、そこから無理に言葉をひねり出し、それらを組み合わせるような状態が少しばかり続いていた。 そうした状態にあっても、日々の状態を文章で書き残しておくことを忘れたくはなかったのだ...


614. 年内最後のクネン先生とのミーティング
フローニンゲンの街は、気温のみならず、日の出時間も冬の世界に入っていることを知る。朝の八時半にもかかわらず、まだ辺りは暗い。そうした暗さの中で人々が活発に動き始めているのを書斎の窓から見る。 昨夜は数ヶ月ぶりに、ある知人のご自宅でディナーをご一緒させてもらった。美味しい食事...


611. 何気ない日常より
一昨日、哲学科に在籍しているキューバ人のシーサーとカフェで談話をした。シーサーは、もともとキューバの大学で哲学を教えていたこともあり、哲学全般に関する造詣が深い。 一昨日は、彼の専門である認識論を中心に、終始こちらから質問を投げかけていた。フローニンゲン大学には、哲学に関す...


607.文章の執筆について
昨日は、午前中のオンラインゼミナール終了後から、就寝までの時間にかけて、第二弾の書籍の執筆に取り掛かっていた。フローニンゲン大学の講義や研究の方も今は落ち着いており、冬休みに入る雰囲気が漂っているため、書籍の執筆に取り組む時間的な余裕がある。...


601. 再帰定量化解析と言葉の開花
今朝も朝一番の日課であるオランダ語の学習に取り組んでいた。オランダ語に費やす学習時間は、ほんの数十分に過ぎないのだが、これを毎日継続していると、気づいたときには、自分の学習の蓄積を感じられることがある。 今学期は日程的にオランダ語のクラスを受講することができなかったため、毎...


578. ポール・ヴァン・ギアートの背中を追いかけて
今日は、「複雑性と人間発達」の第三回目のクラスに参加した。今のところ、このクラスの前には必ず、友人の誰かとカフェテリアで一時間ほど話をしている。今日は、ドイツ人の友人であるヤニックと対話をしていた。 学部時代からフローニンゲン大学で学んでいるヤニックは、この街で生活を始めて...


577. 推測的理論の検証のためのダイナミックシステムアプローチ
流れ星を眺めるかのように、今日という一日もあっという間に過ぎ去っていった。フローニンゲンで生活を始めてから四ヶ月が経つが、まだそれくらいの期間しか経っていないのか、という思いを持っている。 メソな時の経過は比較的ゆったりとしたものに感じられるが、ミクロな時の経過はとても早く...


559. 友人の研究テーマとの共通点
今日は早朝五時に起床し、30分ほどの朝の習慣的実践を行ってから仕事に取りかかった。今の自分は良い波に乗りながら、日々を過ごしているように思う。 これはおそらく、心身の状態を最適にするような生活実践を行っているからだろう。また、研究仲間ができたことも非常に大きな影響を私に及ぼ...