

685. 査読付き論文の執筆へ向けて
今朝自宅を出発しようとした時に、玄関に一通の封筒が届いていた。送り主を確認してみると、その封筒は、四月にザルツブルグで開催される非線形ダイナミクスに関する学術会議を主宰する学会から送られてきたものであった。 ちょうど先日も、この学会から2017年の最新のジャーナルが私の住所...


684. 個性のある知識体系
今朝は親知らずを抜くことに関する夢によって起こされたため、あまり目覚めが良いものだとは言えなかった。気分を変える意味も兼ねて、今日は午前中から午後にかけて、フローニンゲン大学が主宰する教育に関する研究と実践をテーマにしたプレゼンテーションとワークショップに参加した。...


671. 九月から
今日は昼食前から午後にかけて、今学期に履修していた「複雑性と人間発達」というコースの振り返りを行っていた。昨日の最終回のクラスの後半は、私の論文アドバイザーのサスキア・クネン先生が担当してくださり、「モンテカルロ法」と「リサンプリング(再標本化)」という二つの手法に関する理...


666. 発達理論の普及に伴う護身のための知識
昨日、ようやく米国のアマゾンに注文をしていた専門書が届いた。数年前に購入していた “A dynamic systems approach to the development of cognition and action...


665. オランダの歯医者
今日は朝一番から、第二弾の書籍の加筆修正を行っていた。幸いにも、集中した意識の中、この作業に取り組むことができたように思う。 以前言及したように、文章を寝かせることはとても大切なことだと思った。文章を寝かせてみて、再度自分が書いた文章に目を向けると、論理展開の不備という表面...


663. 既踏の道と未踏の道
辺りは一面雪景色のままであるが、今日は今朝から天候に恵まれている。起床直後はいつも闇に包まれているため、朝の九時近くになるまで今日が良い天気なのかを肉眼で確認することはできない。 辺りが少しずつ明るくなってきた頃、今日は天候に恵まれた日であると始めて知る。そうした気づきを得...


657. ザルツブルグと人生の舵
今日は正午過ぎに、突発的に大きな粒のあられが降った。窓に激しく打ち付けられるあられを見ながら、ザルツブルグで春に開かれる国際会議に思いを寄せていた。 今目の当たりにしている冬の景色の影響だろうか、春のザルツブルグはどのようなものなのかを想像しただけで、心踊る気持ちにならざる...


656. ザルツブルグでの第七回「国際非線形科学会議」へ向けて
今日もまた大きな 偶然に見舞われた。午前中の仕事の手を休め、本日まだ一度も開いていなかったメールを確認すると、一通のメールが届いていた。 それは、この春にザルツブルグで開催予定の第七回「国際非線形科学会議」の案内であった。フローニンゲン大学で今学期に履修中の「複雑性と人間発...


655. 秋からの進路について
今日は午前中の仕事を済ませ、昼食後に買い物を兼ねて近所を散歩しに出かけた。午前中はあいにくの雪模様であり、午後からの晴れ間を見計らって外出をした。 正味10分ほど晴れ間に恵まれたが、途中から粉雪が舞い始めた。折り畳み傘を広げると、粉雪が傘と触れ合う音が静かに聞こえ始めた。...


652. 孤独感と連帯感
昨日、フローニンゲン大学の社会科学キャンパスから自宅に帰るため、ノーダープラントソン公園の中を通った。これはいつもの通学路である。 公園の中心部にある池に差し掛かった時、大量の鳥が群遊していた。どうやら、池の近くにいる通行人が鳥たちに餌をあげているようである。...