

732. 無私の境地から
今日も非常に寒い一日になりそうだ。オランダで過ごす日が、一日、また一日と過ぎて行けば行くほどに、自分の内側の時間の密度が濃くなっていくことを実感している。 無限な時間感覚の中にいながらも、時間がいくらあっても足りないというのが正直な気持ちである。数年前に自分を対象として、一...


726. 日々の取り組みへの確信
今学期は前の学期と異なり、夕方からのコースが一つある。今日参加したのは、「複雑性科学とタレントディベロップメント」というコースであった。 このコースは元来、過去数年間オランダ語でのみ提供されていたものであるが、今年から英語での履修を希望する学生が4名以上いた場合には、英語で...


724. 今学期の履修コースについて
今学期は一つほど、公式な形で履修をしているのではなく、ある種の聴講生として履修しているコースがある。それは、以前「タレントディベロップメントと創造性」というコースの中の一つのクラスを担当したニコ・ヴァン・イペレン教授のコースである。...


721. 今学期に向けて
昨夜就寝前に、今学期履修する「複雑性科学とタレントディベロップメント」と「創造性と組織のイノベーション」というコースの概要について確認していた。 前者のクラスを通じて、「複雑性と人間発達」に引き続き、ダイナミックシステム理論の観点から人間の発達について考察を深めるとともに、...


716. 連弾による懐古と教示
人生というのは、やはり偶然性と必然性の数珠から構成されているのだとつくづく思う。 偶然性や必然性に関する問題は、今の私には手に負えるものではなく、偶然だと思っていたものが、それを超えた視点から眺めてみると必然であったり、必然だと思っていたものが、それを超えた視点から眺めてみ...


714. フローニンゲン大学へのコンサルティングサービス
昨日に今学期の最終試験を終えたばかりなのだが、今日も早朝から、普段と全く変わらない生活リズムで仕事に取り組んでいた。 昨日の最終試験であった「複雑性と人間発達」というコースでは、必読文献以外に、担当講師のラルフ・コックス教授から15本程度の参考論文を紹介してもらい、さらに、...


713. 来学期に向けて
昨日、「複雑性と人間発達」のコースの最終試験を終え、ザーニクキャンパスを後にし、試験問題についてあれこれ振り返りを行いながら歩いていた。特に、解答が思うようにいかなかった問題について考えを巡らせていた。 それらの問題については、後日改めて自分の知識を確認しておく必要があるだ...


707. 絵画的・音楽的に生きること
早朝から何やら物音がするので、いつもより早く目が覚めた。物音が聞こえてきたのは、上の階からであった。 そういえば、最上階に住むスウェーデン人のアクセルは、九月から五ヶ月間ほどフローニンゲン大学で研究を進めた後に、スウェーデンに戻るということを述べていたのを、眠い目をこすりな...


705. 実証的教育学とMOOC
フローニンゲン大学での二年目の生活について、少しばかり進展があった。二年目の生活において、どのプログラムに在籍しながら自分の研究を進めていくかに関して、二つの選択肢で揺れていたことを以前言及したように思う。 具体的には、「産業組織心理学」のプログラムに在籍しながら、ネットワ...


703. 書物との出会いを大切にすること
昨日は、「複雑性と人間発達」の最終試験に向けて複数の文献を読み込んでいた。文献というのは繰り返し読めば読むほど、理解が深まり、知識の体系が徐々に分厚くなっていくということを改めて実感した。 最終試験への準備がひと段落したところで、今回のコースの内容をさらに深掘りしていくため...