282. オランダのIKEA
ここ二日間、朝夕がとても寒い。昨日の最高気温は17℃であり、最低気温は7℃であった。本日も似た様な気温である。 本日、日本にいる知人の方から暑中見舞いをいただいたのだが、「寒中見舞い」という言葉の方がふさわしいのではないかと思わせる気候である。念のため、フローニンゲンの年間...
279. ズヴォレという街を訪れて
今日は、オランダ中東部の地方都市ズヴォレ(Zwolle)に行ってきた。ズヴォレという町は、フローニンゲンからIntercityという特急列車に乗って二駅のところにあるが、片道一時間ぐらいかかる。 フローニンゲン大学の学生課から事前に送られてきたメールを確認すると、オランダ到...
277. 黒輝な物体に思いを馳せて:路肩を歩く馬から学んだこと
家のリフォームも無事に完了し、本日はフローニンゲンの中心街へ散策に出かけた。新居の周りは非常に閑静な住宅街であり、朝昼晩ともに嘘のように静かである。綺麗に整備された家の前の大きな道路を通る車も通行人も少なく、今までに味わったことのない小さな人口密度である。...
フローニンゲン大学を紹介したミュージカル風の動画
渡欧直前に学生課から送られてきたメールの中に、フローニンゲン大学を紹介したミュージカル風の動画がありました。30分ぐらいの短めの映画を観る感覚で楽しむことができます。 案内文に “hilarious(陽気な&笑いを誘う)”と書かれていた通り、作品自体はコミカルに仕上がってい...
275. 「リフォーム完了」と「環境適応」
(写真:リフォーム前の書斎。ほとんどの方はリフォーム前の方が小綺麗だと思われるであろうから、リフォーム後の写真は割愛) フローニンゲンでの生活の三日目が始まった。嵐のような二日間が過ぎ、ようやく平凡な日常に戻る。これが台風の目でないことを祈るばかりだ。...
274. 午前中に負けない8月2日の午後
8月2日の午前中にあまりにもインパクトの大きい出来事が重なっていたため、書き記すことを忘れていたのであるが、8月2日の午後、フローニンゲンの市役所(Town Center)に住民登録をしに行ったエピソードがある。 フローニンゲン大学の学生支援課から、フローニンゲンに到着した...
272. 初日からのハプニングの嵐:その2(欧州到着編)
少しばかり肌寒いフランクフルトに降り立ち、私はアムステルダムへの乗り継ぎを急いだ。フランクフルトは、ドイツ国内のみならず国際的に見ても経済・金融の中心地であるが、この日のフランクフルト国際空港は閑散としていた。 欧州ではこのところテロが頻発しており、乗り継ぎの際の手荷物・身...
271. 初日からのハプニングの嵐:その1(機内編)
フローニンゲンでの三日目の朝を迎えた。怒涛の嵐が過ぎ去り、嵐の後の静けさに浸っている感覚だ。というのも、日本を出発してからの空の旅を皮切りに、そこからフローニンゲンの新居に着くまでが本当にハプニングの連続だったのだ・・・。...
270. オランダでの生活に向けて
出発6日前の2016/7/26の日記 未だ形にならない思念の塊を文章として表現することによって、なるべく心を落ち着かせようとする自分がいる。日々の生活の中で湧き上がる雑多な考えや思いを言葉にすると、混沌さに心身を乗っ取られるのではなく、均衡を心身にもたらすことができると感じ...
269. 空、そして出発
——人が自己の根底に持つオリジナルな本源的な知覚。それの探求のために、考究のために、また検討のために、人は出発するのだ——森有正 日本を離れる時が来た。今日という出発の日は、どんよりとした雲が空を覆っている。だが、雲の合間からわずかばかり青空がこちらを覗いている。...