315. 欧州小旅行記:シュツットガルトへ向けて「豊かな知性を育む環境」
ライプチヒのホテルでゆっくりと朝食を取った後、午前八時前の列車に乗り込み、シュツットガルトへ向かった。ライプチヒからシュツットガルトまでは、乗り換えを含めて約五時間ぐらいの列車の旅となる。 今回の欧州小旅行で飛行機を使わず、列車にしたのは大正解であったと思う。自分の身体と精...
309. 欧州小旅行記:ハノーファーに向かって
早朝から色々あったが、無事にリアーについた。ドイツに足を踏み入れたのは、これが人生で初めてであるが、街中の雰囲気はオランダと非常に似ており、まだオランダ語に習熟していない自分にとって、ドイツ語とオランダ語は一瞬見ただけでは区別がなかなかしにくいと思った。...
308. 欧州小旅行記:ドイツ北西部のリアーに向かって
今日からいよいよ欧州小旅行が始まった。早朝五時前に起床し、いつも通りの身体・精神エネルギーであることを確認したが、やはりこれから欧州旅行が始まるからであろうか、身体も精神も共に軽やかな感じがした。 シャワーを浴び、わずか二週間しか住んでいない今の新居に随分とお世話になってい...
302. 開かれたドアに向かって
フローニンゲンの新居に住み始めた頃、部屋のドア以外に、建物の中にそもそも入るためのドアがあり、そこのドアの閉め方がいまいちよくわからなかった。鍵穴に鍵を通して見ても、うまく閉まらないのだ。 このドアを閉めるために鍵が不要だと気付くのに三日かかった。どうやら鍵を差し込んでこの...
301. バラ
フローニンゲンの街でいつかどうしても訪れたい庭園があった。ここは静かにそして華やかにバラが咲き誇る庭園だ。 フローニンゲンの街をランニングした後の帰り道、まだ通ったことのない道を走ろうと思っていたところ、偶然ながらこの庭園へ行き着いたのだ。あたりに目新しいものを探そうとする...
299. 自己超出の時へ
休日の今朝は、フローニンゲンの街を代表するサッカーチーム「FCフローニンゲン」のスタジアムまでランニングをしてきた。いつもと違うコースを走るというのは、何かと新しい発見があり、実に新鮮である。 街中を走るというのは、近くの公園を走る時とはまた一味違う意識状態の中で体が動いて...
298. 予知夢と時の扉
——偶然はそれを受け入れる準備ができた精神にのみ訪れる——ルイ・パスツール 昨日夕食を食べている時に、不意に奇妙な感覚に襲われた。食卓から眺めているこの景色をオランダに来る遥か前に見たことがある、というものだった。厳密には、食卓の窓から眺める景色と、ここでこのように夕食を食...
290. 欧州小旅行計画
今日は先ほど、久しぶりに天気雨に見舞われた。空は晴れているのに雨が降るというのは不思議だな、と思っていた幼少時代のある記憶が鮮明に蘇ってきた。この記憶を再想起したことはおそらく初めてだったので、オランダのこの予測のつかない天候に対してある意味感謝をした。...
287. 動的な運動を生み出すバランスボールの効用
ある時から椅子に座るのをやめて、バランスボールに座るようになってから、作業効率や集中力などが格段に向上したように思う。何よりバランスボールのおかげで、心身の調子がより良いものに変化しているのを感じている。 オランダへの引越しの際に、これまで7年間ほど使っていたバランスボール...
286. 次なる発達段階への道:システム構築の手法について
今日の天気予報は終日晴れとのことであったが、一日の途中で何度かまばらな雨が降った。日々の仕事の息抜きに書斎の窓から空を観察している。 日本において、確実に雨が降らない空というのは感覚的にわかるのであるが、ここオランダにおいてはその感覚がことごとく裏切られている。フローニンゲ...