349. 街をあげての盛大な留学生歓迎セレモニー
昨日はフローニンゲンの街をあげての盛大な留学生歓迎セレモニーがあった。2016年の九月に入学した留学生は2300人超とのことであり、新しく入学した全ての留学生が参加したわけではないと思うが、昨日は久しぶりに多くの人が群がる光景を目の当たりにした。多くの人に囲まれた疲れからか...
346. オランダでの初めての友人たち
(奨学金授与のセレモニーが催された会場) 今日は午前10時から開催される奨学金授与のセレモニーに参加してきた。2016年度の留学生の入学者は2300人ほどであり、全ての学生がこの奨学金に応募したわけではないが、大変ありがたいことに約20名の奨学生の一人に選出していただけた。...
340. 偉大な創造者の共通点
(ロベルト・シューマンによる自筆メモ) 相変わらず専門書や論文を読むか、何か文章を書くかで満たされている毎日である。読むことと書くことによって満たされている毎日に自己を預けてみると、自分の中で何かが満たされているのを確かに感じる。そう考えると、やはり自分にとって読むことと書...
337. 成人発達研究におけるカタストロフィへの注目
一昨日、昨日とフローニンゲンも夏らしい気温であった。その余波からか、今日も比較的気温の高い一日となるようだ。しかし、明日から再び夏らしからぬ涼しい日々になるそうだ。 今朝は最初に、ヴァン・ダイクとヴァン・ギアートの共著論文 “Wobbles, humps, and...
335. 流れ込む音楽世界
いよいよフローニンゲンも秋に入ってきたようだ。今日の最高気温は20度に満たない。どんよりとした雲が私の手前に見え、青空と薄い雲が彼方に見える。 今朝起きてから、数日前に見た夢について少し考えていた。その夢の中では、幾つかのクラシック音楽の楽曲が組み合わさり、大伽藍となって私...
333. 認知バイアスと意味のネットワーク
今日は早朝のランニングを済ませ、近所のスーパーに食料の買い足しに出かけた。欧州での生活を始めてから10年振りに、毎日テレビの電源を入れるようになった。就寝前の30分間に地方ニュースと世界情勢に関するニュースを見るようになったのである。...
332. 別れと出会い、そしてそれらを超越するもの
今週の数日間は、フローニンゲンの街も夏らしい気温となっていた。だが、今日からは再び気温が下がる。そう考えると、気温が上がっていた先日の数日間というのは、夏という季節が最後の力を振り絞って今年の夏を締め括ろうとしていたように思われたのだ。...
331.「システム思考」に関する世間の誤解
欧州小旅行からフローニンゲンに戻ってきて感じたのは、わずか二週間しか生活をしていないこの街が自分にとって安心感をもたらす場所になりつつあるということである。北欧に近いフローニンゲンの街は、夏の間は日が長いのが特徴だが、昨日は夜の九時ぐらいから徐々に暗くなり始め、欧州小旅行に...
328. 継続
昨夜はいつも通り十時前に就寝したが、いつもより睡眠時間が長く、七時に起床した。旅で得られたものを自分の内側で咀嚼するためには時間がかかると思っていた通り、その作業は睡眠中においても徐々に進行していることを感じる。 今朝のフローニンゲンの天候は、こちらに来てから一番の快晴であ...
325. 欧州小旅行記総括:時の流れの感覚質と新たな出発へ向けて
いよいよ欧州小旅行を終え、パリから西回りでベルギーを通ってオランダに帰る。奇しくもこの旅の終わりは、リオ五輪の終焉と同じ日であった。 現在、この文章をオランダへ戻る列車の中で書いている。今回の旅を一言で総括するならば、非常に濃密な時間と感覚に包まれた旅であったということだ。...