408. 昇り出る太陽と沈みゆく太陽
フローニンゲンの街も完全に秋に入ったようであり、それは気温の低下のみならず、朝夕の太陽の入出時間に如実に現れ始めている。こちらに到着した八月初旬は、夜の十時近くまで明るかったのに対し、現在は夜の七時半を超えるとかなり暗くなっている。...
404. 繰り返しと準備
今朝からいよいよ通学時の気温が10度を下回った。まだ10月に入っていないにもかかわらず、早朝の気温がここまで下がり始めたのかと驚いた。確かに辺りを見渡すと、もはや半袖で生活をしている人はほとんど見かけない。しかし、それでも私は10月までは半袖で乗り切ろうと思い、今日のオラン...
403. 熟達者が持つ独特のリズム:「ピンクノイズ」について
流れてくる音楽に耳をすませていると、そこには固有のリズムがあることに気づく。ランダムで再生しているはずのピアノ曲は、それらが全て一つのリズムの中で奏でられているような気がするので不思議である。 自分の日常も長短を織り交ぜた波がうねりながらも、それはそれとして一つの固有のリズ...
402. 純有機的な時の流れの中で
秋の深まるノーダープラントソン公園 クネン先生とのミーティングの後、自宅に戻って昼食をとり、いつものように20分ほど仮眠をとった。その日の自分の状態によって、仮眠中に起こる現象も様々であるから観察対象としては事欠かない。自分の身体エネルギーが白色かかった黄色い電流と共に一挙...
400. 現代社会における「ストレスマネジメント」や「レジリエンス」について
今日の空を象徴するかのように晴れ渡った気分のまま、近所のノーダープラントソン公園へランニングに行った。早朝から取り掛かっていた研究データの翻訳作業がひと段落し、今日の天気も後押ししたこともあって、体を動かそうと思った。 ちょうど来週は、平日のすべての曜日にクラスも含めて外出...
395. 問いと答えの不思議な関係
今朝起床して少し時間が経ってから、少しばかり思考の動きが鈍いことに気付いた。今日は土曜日であるから、一週間分の疲労が見えないところで蓄積していたのかもしれない。 あるいは、フローニンゲンに到着してから何もしないでゆったりと過ごすことを一度もしてこなかったため、少しばかり休息...
391. 卓越への道を閉ざすマインドセットと道を切り開くマインドセット
「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの第二回目のクラスが終わり、帰宅している最中にまたしても不思議な感覚に包まれた。一見すると、フローニンゲンの街での私の日々は極めて単調に映るかもしれない。しかし、そうした表面的な視点を一歩深めてみると、毎日の生活が実に...
383. これまでの文章を編集しながら
土曜日の今日は、早朝にいつもどおりの習慣的実践を済ませた後、オランダ語の学習を少し行っていた。このオランダ語の学習も早朝の習慣になりつつあるのは、私にとって喜ばしいことである。土曜日のフローニンゲンの朝は、平日とは違う雰囲気を醸し出している。...
379. エゴン・ブランスウィックの「心理学的生態学」に関する所感
ようやくフローニンゲンの街の天候パターンを掴み始めたと言えそうである。この街に到着した当初は、天気予報では降水確率が低いにも関わらず、雨に見舞われることが多々あったため、つくづく天気というのは予測の難しいダイナミックシステムだと頭を悩ませていた。...
376.「タレントディベロップメントと創造性の発達」:第一回目のクラス
今日は「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの第一回目のクラスがあった。フローニンゲンに到着してから一ヶ月強の時間が経ち、ようやくプログラムが本格的に動き始めたのを感じる。 フローニンゲンに到着後、このコースが始まる前から、人間の知性や能力が卓越に至るプロ...