3376. 新たな道
時刻は午後の四時を迎えようとしている。早朝に降り注いでいた小雨は昼前に止み、そこからは曇りの天気が続いている。 辺りの雰囲気はとても穏やかであり、つい先ほど散歩がてら行きつけのチーズ屋に立ち寄った。フローニンゲンの街は秋が深まり、冬の足音が聞こえてくるかのようだ。...
3371. 最終原稿の加筆修正
時刻は午前九時を迎えた。早朝に、バッハの四声のコラールに範を求めて作曲実践を行った。その際に、曲が持つ立体感について少しばかり意識をしてみた。 特にめぼしい発見はなかったが、曲に内包されている立体感については今後も意識をしていく。同時に、そうした意識をもとにして意味のある洞...
3365. 自己の深まりと諸々の読みたい書籍
今日は早朝に美しい朝焼けを見て、夕方には美しい夕焼けを見た。特に、夕方に見た夕焼けは、希望に満ちた明日を呼んでいるかのように目に映った。 フローニンゲンのこの季節は、美しい朝焼けと夕焼けの双方を頻繁に見ることができる。明日以降は、朝焼けと夕焼けの双方を意識的にゆっくりと眺め...
3341. 何気ない一日の二つの美
時刻は午後の五時を過ぎ、今太陽が地平線に沈んでいく最後の瞬間を眺めている。数十分前から今のこの瞬間まで、夕日が空を照らし、そこには息を呑むような美しさを持つ空が広がっていた。 空に散りばめられた雲が赤紫に輝く様は、本当に圧巻の美しさであった。その光景は、今日を生きることがで...
3315. 望む場所へ流れるように
今朝は六時に起床し、六時半から一日の活動を始めた。天気予報を確認すると、今日は午前中から夜まで雨が降るようだ。 明日も早朝から夕方まで小雨が降るような天気とのことである。どうやらこの二日間は家でおとなしく過ごしておいた方が良さそうだ。昨日にランニングに出かけ、チーズ屋に立ち...
3230. これからの生活拠点
時刻は午前八時を迎えようとしている。目の前の赤レンがの家々の屋根に朝日が照り始めた。その上を鳥たちが飛んでいく姿が見えた。 今、目の前に映る空には雲が一切なく、成層圏まで見通せるかのようなライトブルーの空が広がっている。小鳥たちの鳴き声がこだましており、それに静かに耳を傾け...
3226. 自らの資質への問い
今日はゆりかごに揺られているような秋の穏やかな土曜日だと感じる。木漏れ日が差す午後のひとときに、散歩がてら行きつけのチーズ屋に向かった。 このチーズ屋はフローニンゲンの街の中心部にある。そこに向かうまでの道中、私の意識は随分と瞑想的であったように思う。...
3224. オランダに戻ってきて
ボストンからオランダに戻ってきてからの初日が始まった。フローニンゲンの自宅の周りの静けさがとても懐かしく思える。同時に、この落ち着いた環境には改めて感謝をする必要があると感じている。 一週間以上この町から離れていたためか、フローニンゲンに戻ってくると、紅葉がより一層進んでい...
3139. 新たな滞在許可証の取得
時刻は夕方の四時半を迎えつつある。ここのところ肌寒い日々が続いていたが、今日は一日を通してとても暖かい。 昼食時にニュースを見ていた時に、ちょうど欧州大陸に暖気が流れ込んできているという話をしており、まさに解説通りの暖かさである。一方で、ニュースの中でも説明されていたが、今...
3125. 人生の新たな旅に向けて
間も無くフローニンゲン中央駅に到着する。今はTOEFL試験を終えた安堵感と共に、帰宅後から始まる探究活動と創造活動に対する期待感で満ち溢れている。 夕方に自宅に戻ってからは、今朝方行うことのできなかった作曲実践をまず行いたい。その前に、いつも行っているように、過去に作った曲...