516. 霜降るフローニンゲンとクネン先生とのミーティング
11月の第一週目だというのに、最低気温がマイナスの日が出現し始めた。なんと驚いたことに、明後日はの天気予報には雪マークが付いている・・・。昨年のこの時期は、東京で生活をしており、まだ冬用のコートを羽織る必要などなかったと記憶している。...
506. デン・ハーグ訪問計画
昨日は散発的な雨に見舞われる一日であった。昨日、近所の家電量販店でインターネットの回線速度を向上させる機器を購入したおかげが、再びストレスなくインターネットを活用できるようになった。インターネットが自分の仕事や日々の生活に果たす貢献度合いと、それに依存する度合いの双方が高い...
505. 知識体系と外国語
フローニンゲンの街は、すっかり冬らしくなった。夕方、書斎の窓から景色を眺めると、ほのかな光を放っている夕日が目に飛び込んできた。極めて淡いオレンジ色の光を放っている夕日を眺めていると、社会学者のタルコット・パーソンズが知識をスポットライトに見立てた比喩を提示していたことを思...
504. 自己と道
「タレントディベロップメントと創造性の発達」というコースの最終試験が無事に終わり、一息つこうと思ったが、そうもいかなかった。実際には、一息つきたいと思うような気持ちよりも、とにかく自分の仕事と向き合いたい、という気持ちが勝っていたのだ。...
500. 知性や能力の開発について
非常に穏やかな雰囲気が漂う月曜日の朝。休日から平日に移行したにもかかわらず、フローニンゲンの街は、いつもと変わらない穏やかな時間が流れている。 休日と比べると、自宅の目の前にあるメインストリートを行き交う通行人の数は増えている。それでも、彼らの姿から慌ただしさを感じることも...
499. ふと手にした三冊の書物より
いつもと変わらぬ静かな日曜日。オランダを象徴するかのような西洋風のレンガ造りの家々を窓から眺め、しばらく通りを観察していると、通行人がまばらに通り過ぎていく。フローニンゲンという街は、中心部は比較的賑やかだが、中心部から少し離れると、閑静な住宅街が広がっている。...
496. システム構築力を試す試験
今日も仕事がはかどる一日であった。午後の仕事がひと段落し、コーヒーを片手に書斎の窓から景色を眺めると、黄金色の夕日に照らされた飛行機雲を見つけた。この飛行機雲は、ちょうど私の書斎の上空から一直線に空を貫いている。 その様子は、一筋の蜘蛛の糸が天空からぶら下がっているかのよう...
481. 離近
今、書斎の窓から夕暮れのフローニンゲンの空を眺めている。空には雲が浮かんでいるのだが、それは流れずそこに留まっているように見える。赤いレンガ造りの家々と同じ色をした夕日が沈んでいく。 このように外の景色を眺めていると、外側の世界をゆっくりと味わうことが、内面世界に均衡を生み...
476. FCフローニンゲンの日本人選手獲得の可能性
一夜明け、昨日の「人財の評価と選定」に関する学術会議を改めて振り返っておきたい。私が最も関心を惹かれたのは、最初のプレゼンターの研究発表内容であった。 テーマは、フローニンゲンの地元のプロサッカーチームであるFCフローニンゲンが、どのように人財の評価と選定を行っているのかに...
468. 真の課題から目を背けさせる社会
夕方から一時間ほど、激しい雨がフローニンゲンの街を襲った。窓からしばらく通りを眺めていると、激しい雨の中を勇敢に自転車をこぐ人たちの姿が何度も目に入った。カッパを着ることも傘をさすこともなく、雨に濡れながら自転車をこぐというのは、こちらの文化的慣習のようである。...