570. デュッセルドルフに住む友人より
昨日10年ぶりに、大学時代から付き合いのある、ドイツ人の友人と連絡を取った。実際には、私がオランダで生活を始めるに際して、隣国のドイツに住んでいるその友人に数ヶ月前にメールを送り、彼からの返信をそのままにしていた、という事情がある。...
568. 何気ない日常より
今日は早朝から、昨夜の就寝前に気にかかっていたことを調べる作業から仕事を開始した。昨夜、ダイナミックシステムアプローチに関する文献を読んでいた時に、そこで紹介されている発達の原理が、アメリカの思想家ケン・ウィルバーが提唱した「20の発達原則」と大きく重なることに気づいたのだ...
567. カート・フィッシャーとポール・ヴァン・ギアートの仕事を辿りながら
フローニンゲンの最低気温が本格的にマイナスに入り始めた。外気の寒さに反比例する形で、自分の内側の熱気が日増しに高まっているのを感じる。 もはや自分の内面世界は、外面世界の表面的な変化に左右されることはない。内面世界と外面世界は、深層的な部分で深いつながりを持っているのは確か...
564. 探索とゆとりについて
小鳥たちの美しい小さなさえずりが、早朝のフローニンゲンの静寂な空間の中にこだましている。早朝六時の真っ暗闇の中、小鳥たちのさえずりは、闇の中を進む存在にとっての道しるべのような役割を果たしているように思えた。 朝の八時に近くなってから、ようやく辺りが明るくなってきた。今日は...
563. 待ちわびて
昨日は、丸一日何かをインプットするような作業に従事せず、時間の許す限りアウトプットの作業に従事していた。今日は、自己を対極に振り、午後からはインプットに多くの時間を充てたいと思う。 一つの大きな流れの中に自分がいるためか、ここ数年の自分では想像ができないくらいに、両者のバラ...
554. 極上の美
夕方仕事の手を止め、ふと書斎の窓越しから外を眺めてみると、非常に幻想的な夕焼けが広がっていた。うす赤紫色の夕焼けに、思わず息を呑まされた。 私の自宅の真上の空は、まだ青空が広がっているのだが、地平線に近い遠方の空は、見事なうす赤紫色に彩られていた。こうした自然の神秘を目撃す...
553. コーディングマニュアルの作成
午前中の仕事を終え、久しぶりに天気に恵まれたフローニンゲンの街をランニングしに出かけた。天気の冴えない日が続いていたこともあり、今日の暖かな気候は、私の気持ちを高揚させてくれた。 そうした気分からだろうか、今日はいつもと違うコースを走っていた。お決まりのノーダープラントソン...
552. 天気とダイナミックシステム
起床直後、目を開けた瞬間に、今日は最良の身体・精神状態にあることがわかった。先日から天気予報を確認しながら、今日は久しぶりに快晴になることを知っており、実際に、起床直後から仕事を始めてしばらく経つと、辺りに立ちこめていた闇が早朝の太陽光に照らされる形で晴れ渡るのを目撃した。...
542. 意味世界を開くことについて
今日は午前中のオンラインゼミナールのクラスを終え、昼食前にランニングに出かけようと思った。しかし、天候があまり良くなかったので、ランニングに出かけることをやめ、代わりに今日は、書斎の本棚にある気になる本を、無計画に気の済むまで読むことにした。...
541. 変動性を加味したトレーニングについて
雨雲が立ち込め、いつも以上に暗い闇に包まれているフローニンゲンの土曜日の朝。ここ最近の毎週末は、オンラインゼミナールのクラスがあるため、早朝の習慣的な実践に費やす時間を調節し、朝から二時間ほどの講義を行った。 今回のゼミナールのように、教師としての役割を担う時にせよ、学習者...