809. オランダでの家の購入について
今日は昼食後、フローニンゲンに来てからずっとお世話になっている美容師のロダニムに髪を切ってもらった。職業柄か、ロダニムはとても人当たりが良く、彼との世間話は何かと面白い。 特にオランダの文化や制度について質問をすると、いつも新たな発見を私にもたらしてくれる。昨日、知人からオ...
805. 知人の送別会へ向けて:ワインとチーズについて
午前中の仕事を終え、フローニンゲンの街の中心部に買い物に出かけた。明日は、京都大学から交換留学で来た友人の送別会を開催することになっており、飲み物と食材の買い出しに出かけた。 私は普段アルコールを一切飲まないのだが、一年間に特別な日だけはお酒を少々飲むようにしている。明日は...
798. 能力の発達とエントロピー
先週から今週にかけて、そして来週はほぼ雨模様である。ただし、土日を目前にした今日の午前中だけは、非常に良い天気に恵まれた。 フローニゲンという街は、オランダのほぼ北端に位置しており、ここはもはや北欧と位置付けても問題はないだろう。実際に、ノルウェーなどの北欧諸国は目と鼻の先...
772. 充実感の核を突き抜けて
ここ数日間、夢の中で何か重要なテーマについて考え続け、とても大切な閃きを得ているような気がしてならない。だが、夢という性質上、そこで得られた閃きを自分なりに捉えておかないと、足早にどこかへ去ってしまう。 とはいえ、夢の中で考え続けているテーマを顕在意識のもとに蘇らせ、夢の中...
769. ダイナミックシステムアプローチと非線形ダイナミクスを活用した実証的コーチング
午前中の仕事を終え、昼食を済ませてひと休憩入れてから、「複雑性とタレントディベロップメント」というコースで、一緒にグループワークを行うことになったインドネシア人のタタとキャンパス内のカフェでミーティングをするために、自宅を後にした。...
761. 泡沫から永遠へ
昨日は、定量データを解析することや文章を書くことが仕事の大半であったため、再び激烈に論文や専門書を読みたいという思いが煮えたぎってきた。 昨夜、この炸裂しそうな思いを抑えるのが難しかったが、とにかく生活リズムを壊すことなく、そうした思いをあえて抑えることによって、その感情が...
756. 愛と死に縁取られた解き放たれた箱
なぜこれほどまでに、毎日が充実したものとして感じられるのかわからないことが時々ある。オランダ北部の小さな街フローニンゲンでの今の生活は、毎日の活動の一つ一つの中に、他には還元できない粒子のようなものが凝縮されているのを感じる。...
754. 飛び去る二羽のハト
先日受けたインタビュー記事の原稿に加筆・修正を加える作業がひと段落ついたところで、昼食前にランニングに出かけた。ランニングの足取りは非常に軽く、フローニンゲンの今日の重々しい空模様をはねのけるようなエネルギーが私にはあった。...
725. 科学論文の創出方法について
フローニンゲンの街も二月に入ってからしばらく経った。先週は比較的暖かい日が続いていたが、今週は再び最高気温がマイナスとなる日々が続いている。 今日は、最高気温がマイナス1度なのだが、体感はマイナス10度ぐらいに感じられるという予報が出ている。十倍に寒さが強化されているのはな...
716. 連弾による懐古と教示
人生というのは、やはり偶然性と必然性の数珠から構成されているのだとつくづく思う。 偶然性や必然性に関する問題は、今の私には手に負えるものではなく、偶然だと思っていたものが、それを超えた視点から眺めてみると必然であったり、必然だと思っていたものが、それを超えた視点から眺めてみ...