965. 古書店の店主に教えてもらった音楽配信サービス
今日は午前中に、「成人発達とキャリアディベロップメント」のコースで取り上げられている論文を順番に読み進めていった。先日初回のクラスが行われたところだが、全七回に渡るクラスの課題論文を全て読み通すことができた。 あくまでもこれは一読目であり、これからクラスの進行に応じて、二読...
886. ピアジェの夢
起床直後から、柔らかい光を放つ朝日を拝むことができた。窓を開けると、清々しい風が部屋に入り込んできた。 季節は完全に春のようだ。今日の午前中はまず、システム科学とネットワーク科学の専門書に取り掛かった。 前者に関しては、システムの制御に関係するサイバネティクスの章を読み進め...
880. 春の花々が教える自己の永続性と不滅性:脱中心化と再中心化
今日からいよいよ、欧州はサマータイムに入った。早朝目覚めると、いつもと同じ時間に起きたという感覚がありながら、時間が一時間ずれていたのはそのためだ。 総じて先週は、気温がとても暖かかったが、今日はまだ寒さが感じられた。ちょうど昨日、行きつけのチーズ屋を訪れた帰りに、ノーダー...
866. アイデンティティの発達と創発について
昨日は、夕方から「複雑性とタレントディベロップメント」というコースの最後のクラスに参加した。前回のクラスに引き続き、今日もゲストスピーカーが講義を担当した。 今日の講義を担当したのは、私の論文アドバイザーであるサスキア・クネン教授だった。クネン先生は本来、アイデンティティの...
851. シューベルト記念館とフロイト博物館への期待
午前中の仕事がひと段落したところで、ウィーンの旅行計画を練っていた。幾人かの偉大な作曲家の記念館がこの街にはあり、中でも今日は、シューベルトについて少し調べていた。 シューベルトは、31歳という若さでこの世を去ったのだが、非常に多産な作曲家だったことで知られている。シューベ...
803. 心理空間の差異化と時間的拡張過程
今日はいつもより早く起床したためか、午前中に随分と多くの仕事に取り掛かることができた。その中でもとりわけ力を入れて取り組んでいたのは、エスター・セレンとリンダ・スミスが執筆した “A dynamic systems approach to the development...
798. 能力の発達とエントロピー
先週から今週にかけて、そして来週はほぼ雨模様である。ただし、土日を目前にした今日の午前中だけは、非常に良い天気に恵まれた。 フローニゲンという街は、オランダのほぼ北端に位置しており、ここはもはや北欧と位置付けても問題はないだろう。実際に、ノルウェーなどの北欧諸国は目と鼻の先...
779. 孔子とダーウィン
昨日、中国人の友人であるシェンの自宅で夕食を共にした。その時に、中国の思想家の一連の作品に関する話題となった。最初の話題に取り上げたのは、孔子の作品についてであった。 過去の義務教育課程やその後の人生の中で、孔子が残した作品については名前だけ知っているものがいくつかある。だ...
606. 出発からの出発
11月の初旬から開始したオンラインゼミナールも、いよいよ佳境を迎えた。最後の振り返りのクラスを除くと、今日は実質上、最後のクラスであった。 本日のクラスでは、この五年間において、一度も本格的に扱ったことのなかった発達心理学の巨人ジャン・ピアジェについて取り上げた。一般的な専...
603. 小学生の頃
夕方の五時となり、一服休憩を挟むと、一日に飲む最後のコップ一杯のコーヒーが半分になったことに気づいた。コーヒカップを片手に、書斎の窓から、真っ暗になった外の世界を眺めた。 二台の自転車がストリートを走り去るのを目撃した瞬間、小学校一年生の時の記憶がまざまざと蘇ってきた。その...