3382. ピアジェの発達理論を毛嫌いする人たち(その2)
今日は早朝に、久しぶりにショパンに範を求めて作曲をした。ここのところは古典派の作曲家の曲を参考にする毎日であったから、ショパンの曲を参考にすることは良い気分転換になった。 さらには、当然ながら古典派の曲にはない音楽的観点をショパンの曲が提供してくれることも有益であった。今日...
3381. ピアジェの発達理論を毛嫌いする人たち(その1)
午前中に雷の音が聞こえ、雨が激しく降るかと思っていたら、そうではなく、小雨がぱらつく程度だった。時刻は午後の三時半を迎え、今は全く雨が降っておらず、灰色の雲が空を覆っているだけだ。 午前中と午後の時間を使って、ウィルバーの“The Eye of Spirit: An...
3293.「内省的抽象化」「階層的統合化」「階層的複雑性」について
午前十時を迎えると、早朝に空を覆っていた薄黒い雲がどこかに消え去っていることに気づいた。今は薄い青空が広がっていて、穏やかな朝日がフローニンゲンの街を包んでいる。 今日は休日ということもあってか、辺りはとても静かだ。フローニンゲンの休日を象徴するような雰囲気が滲み出ているこ...
3279. 技術の自動化とヴィゴツキーの発想
ここ最近の朝と同様に、今朝も非常に心地の良い朝だった。午前中はまずモーツァルトに範を求めて作曲実践をした。 ちょうど先ほど成人発達理論に関する“Handbook of Adult Development and Learning...
3228. 生態系としての意識
時刻は午後七時半を迎えた。ボストンからフローニンゲンに戻ってきての初日は、とても落ち着いており、かつ非常に充実していた。 華麗な秋の足音が聞こえてくるかのような雰囲気に包まれた土曜日だった。先ほど夕食を摂りながら、私たちの意識というのは一つのダイナミックな生態系なのだという...
3159. 暫定的な絶対的真実及び異様な熱気を持つ書物
モネのような色彩を帯びた朝焼けがもうほとんど見えなくなった。今はまた、日常の景色に戻った。 自然が生み出す景色というのは、生き物なのだとつくづく思う。先ほどはあのように美しい朝焼けを見ることができて幸運だったのだろう。 おそらく自分にあるのは、こうした幸運だけなのだと思う。...
2935. ハワード・ガードナー教授の書籍から
穏やかな土曜日も夕食の時間に近づいてきている。時刻は午後の五時を回ったところである。 今日も一日中、書斎の窓から広がる景色を眺めながら探究活動と創造活動に従事していた。たった今、ハワード・ガードナーの“Truth, Beauty, and Goodness...
2324. 環境適応と知識体系の発達
明るい。今日から欧州はサマータイムに入ったため、午後八時を迎えつつあるフローニンゲンはまだ明るい。 日の長さだけを取れば、もう夏の夜のようだ。だが言うまでもなく、今日も外の気温は低かった。明日はまた最低気温がマイナスになるようだ。...
2021. 芸術能力の高度化について
ハワード・ガードナーの “The Arts and Human Development (1973)”という書籍は大変得るものが多かった。今から45年ほど前に執筆されたとは思えないほどに、本書の記述の大部分は色褪せていない。...
1512. 一億文字の日記の先に
ここ数日間、文章を毎日書くことの意義、狭義には日記を日々の瞬間瞬間に書き留めておく意義を何度も考えるようなことがある。今朝読み終えた、発達心理学者のハワード・ガードナーの書籍の内容の中で、とりわけ印象に残っているのは、ピアジェが絶えず書く人だったということだ。...